　【明慧日本2025年12月26日】（明慧通信員・遼寧特派員）錦州凌海市に住む65歳の法輪功学習者（以下学習者）、付文傑さんは、2025年6月2日、自宅で警官に連行され、拘束され罪を着せられた。11月10日に凌海市裁判所で不当な裁判にかけられ、12月4日、懲役5年6カ月の判決と罰金一万元を強要された。

　凌海市裁判所における迫害に関与した関係者：裁判長杜文放、陪審員の華麗、劉麗娜、裁判官補佐高天一、書記官の史鉄。

　付文傑さんは1960年12月生まれで、以前は様々な病気を患っていたが、法輪功を修煉し始めてから、多くの病気が消え去り、病気のない体の軽やかさを体験した。大法の「真・善・忍」の指導の下、彼女の心性は大きく向上し、どのように良い人になるべきかを知り、行動する際には常に他人のことを考えるようになった。あらゆる行動において他者を思いやるようになった。その結果、家族は円満で、外部の人々とも良好な関係を築いた。

　2025年6月2日から3日にかけて、凌海市公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の大隊長が、各派出所、街道コミュニティおよび各警務室の警官と共謀し、学習者を対象とした連行、家宅捜索を行った。合計18人の学習者が連行され、1人が連行未遂、2人が嫌がらせを受け、合計21人に及び、全員が不当な家宅捜索を受けた。連行された18人の学習者は以下の通りである。付文傑さん、盧素平さん、姜楠さん、王艶傑さん、牛芳さん、劉素賢さん、李晶さん、于愛民さん、梁成棟さん、梁錦軍さん、王慧さん、李玉傑さん、戴雲琴さん、戴雲珍さん、戴雲娟さん、伍俊儒さん、胡傑さん、董麗さん。

　6月2日午後4時40分、付文傑さんの夫が仕事から帰宅し、玄関のドアを開けたところ、階段に潜んでいた20人以上の私服警官が突然室内に押し入った。そのうちの何人かが、いわゆる「捜索令嬢」と警察官証をちらつかせ、全員が警察官証を提示していなかった、1人の女性警官が付文傑さんを動かないようにして、男性警官が彼女の夫の行動を止めた。警察は不当な家宅捜索を終えた後、付文傑さんを連れて自宅の全ての車庫、物置を捜索し、コンピューター、師父の写真、『轉法輪』の書籍などの私物を押収しました。その後、付文傑さんは巡特警大隊に連行され不当な取り調べを受け、翌日午後に錦州附属第3病院で身体検査を受けた後、錦州市女子留置場に不当に収容した。

　今回の一斉連行は、2024年上半期から綿密に計画されていたもので、遼寧省公安庁が直接ノルマを下達し、追跡要員を配置し、地元の公安局と派出所が実行に協力したと報じられている。彼らは、電話の盗聴、自動車や電動自転車へのGPS追跡装置の設置、張り込み、尾行、監視カメラ（個人の自宅の監視カメラも含む）の確認などの卑劣な手段を用いて学習者を迫害した。

　7月の初め、凌海市石山派出所の事件担当警察官は付文傑さんの夫に電話で、付さんが既に逮捕許可されたことを伝えた。検察庁でこの事件を担当した検察官は張錦旭、李天宇（女性）で、電話番号は0416-8107161（事務所）である。

　8月1日午前、4人の警察官が錦州市留置所に行き、付文傑さんを凌海に連れて行き、道路脇に真実を伝えるステッカーを貼ったのは彼女かと尋ねたが、付文傑さんは否定した。その後、彼女は再び不当に留置場に戻された。8月8日、警察は付文傑さんを訴追するための案件を検察庁に送致した。

　8月14日、付文傑さんの家族が雇った弁護士が検察庁に書類の閲覧を求めたところ、既に裁判所に送ったと告げられた。弁護士が裁判所に到着した際、裁判所はまだ立件されていないため、書類の閲覧はできないと言った。午後、弁護士は付文傑さんと面会した。付文傑さんは「起訴取り下げ申請書」と「事案による法の解釈を求める申請書」に署名した。

　11月10日午前9時30分、付文傑さんは不当に法廷審理を受けた。当初、開廷場所は錦州市留置場内と通知されていたが、11月7日に裁判所から開廷場所が凌海市に変更されたとの通知がありました。12月4日、付文傑さんは不当に懲役5年6カ月の判決と罰金一万元を科せられた。

　錦州凌海市裁判所は近年、中国共産党の学習者への迫害政策を盲目的に実施し、裁判官として本来持つべき、悪を懲らしめ善を促し、社会正義を擁護し、善良な人々の正当な権益を保護するという職業倫理を完全に放棄した。学習者に対する不当な裁判において、法律を全く考慮せず、いわゆる上級官僚の命令に従って判決を下し、弁護士の無罪の主張を無視し、弁護士のいない学習者に対しては形式的な裁判のみで性急に裁判を終わらせている。

　明慧ネットの報道資料統計によると、凌海市裁判所は2022年と2023年の2年間で、少なくとも47人の学習者およびその家族に対し不当な判決を下した。2024年には、錦州市の学習者のうち、少なくとも26人が不当に判決を受け、17人が不当に拘留され、52人が連行された。そのうち、4月中旬から下旬にかけての大規模な一斉連行事件では19人が連行され、非常に多くの学習者が嫌がらせを受けている。中国共産党による真実の隠蔽、家族との面会禁止、秘密裏に迫害されているため、報道されていない迫害事例が相当数存在している。