　【明慧日本2025年12月27日】（明慧通信員・四川報道）2025年11月29日、成都市の80歳の法輪功学習者・張鳳仙さんが府南新区派出所の警官に連行された。その後、青羊区公安分局へ送られ、同日夜、郫県安靖にある成都市留置場に不当に拘留された。12月18日、留置場が彼女を病院に搬送した際、すでに心臓は停止の状態だった。詳細については現在も調査中である。

　張鳳仙さん（女性）は、1945年1月生まれ。成都市金牛区西安路街道白果林小区に居住し、以前は成都耀華食品工場に勤務していた。1996年9月に法輪大法の修煉を始めてから、彼女は「真・善・忍」の教えに従って心身を律し、長年患っていた腎下垂、胃炎、神経痛などの持病が徐々に改善し、約30年近く病気にかかることもなく薬も飲むこともなく、身体は非常に健康だった。

　1999年7月20日、中国共産党の江沢民集団が法輪功への迫害を開始して以降、栄光巷居委会（住民委員会）、白果林派出所および事務所の警官らが何度も張さんの自宅を訪れたり電話をかけたりして嫌がらせを行い、修煉放棄の保証書を書くよう強要した。また、家族には彼女の身の自由を制限するよう要求し、それが原因で夫から離婚を切り出される事態にもなった。自宅の電話は盗聴され、近隣住民や友人はデマと恐怖から張さんを避け、交流を絶つようになった。

　2007年3月8日、張さんは屋外で法輪功迫害についての真相を伝えていたところ、成都市草堂派出所の警官に尾行・連行された。同日午後、家宅捜索を受け、大法の書籍や師父の写真などの私物を押収された後、成都市留置場に15日間不当に拘禁された。

　2010年2月、張さんは華陽万安で真相を伝えていた際に再び連行され、私物を奪われた上、約5時間にわたり身の自由を拘束された。

　2025年11月29日午後1時頃、府南新区派出所およびコミュニティの職員ら約7、8人が自宅に押し入り、80歳になる張さんを連行。同日夜、成都市留置場に送り込んだ。青羊区公安分局は、彼女を刑法300条に基づき張鳳仙さんを陥れたと報じられている。

　12月18日、張さんが留置場から病院へ運ばれたとき、すでに心臓は停止していた。詳細な経緯は調査結果を待っている。

　健康だった高齢者が、不当に拘束されてからわずか20日足らずの間に、原因不明のまま亡くなった。80歳の女性は、いかなる社会、いかなる場面においても保護されるべき対象であり、拘束され迫害されるべき存在ではない。正義と良識ある人々に、この事態への関心を呼びかける。

　成都市留置場（成都市郫県靖安鎮正義路3号）は、長年にわたり法輪功学習者を迫害する主要な拠点の一つとなってきた。この20数年、成都市内および周辺、あるいは遠方から成都を訪れた数え切れないほどの法輪功学習者がここに不当に拘禁され、中には何度も繰り返されるケースもあった。明慧ネットの報道統計によると、2024年だけで、成都市の法輪功学習者が「真・善・忍」の信念を理由に当局から迫害を受けたケースは少なくとも延べ171件に上った。そのうち少なくとも10人が不当な実刑判決を受け、60人が連行され、99人が嫌がらせを受け、2人が洗脳班で迫害された。

　また、明慧ネットの統計によれば、2021年1月1日から2025年7月20日までの4年半の間に、四川省では3428人の法輪功学習者が、共産党の政法委員会、公安機関、検察庁、裁判所、司法部門、コミュニティなどによる様々な迫害を受けた。そのうち49人が迫害により死亡、または無念のうちにこの世を去り、242人が不当判決、1157人が連行、4人が行方不明、2271人が嫌がらせを受けた。さらに2005人が恐喝、家宅捜索、財産の強奪の被害に遭っている。このうち不当な判決を受けて恐喝された金額は計1,287,900元、家宅捜索での現金を強制的に押収された金額は144万1640元（多額の私有財産を奪われたのは除く）、年金を奪われた金額は計210万8316.42元に上った。