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アムネスティ・インターナショナル:シドニー芸術展で 法輪功学習者の作品が受賞(写真)

 文/オーストラリア大法弟子

 【明慧ネット2006年1月31日】オーストラリアで、アムネスティ・インターナショナルの第9回「自由、人民の選択」芸術展(Freedom、people’s Choice Exhibition)の授賞式が1月28日夜行なわれ、法輪功学習者の油絵作品・「真善忍を信仰した者の死」が光栄にも本年度の「人民選択賞」(People’s Choice Award)を獲得した。ほかにもう1枚の中国系オーストラリア籍の画家の法輪功学習者・章翠英さんの国画・「春の美」が第2位の「自由芸術賞」(Freedom Art Award)を獲得した。

受賞作品-油絵「真善忍を信仰した者の死」

 油絵「真善忍を信仰した者の死」の作者・趙傑さんによると、この作品は2001年6月に、湖北省麻城白果鎮で現実に起きた事件で、2人の法輪功学習者が法輪功の修煉を放棄しなかったため、地元の中共政権の幹部にオートバイに縛り付けられ、疾走するオートバイに引き摺られ無残にも殺された物語に基づいて創作したという。

 また、趙さんは、この作品の制作及び芸術展に参加したのは、より多くの人々に中国の法輪功学習者らが、今なお迫害を受けている事実に関心を持ち、一日も早くこの残酷な「真・善・忍」の信仰者に対する迫害の制止を呼びかけるためであると述べた。

 今年80数件の作品が参加した中で、一般投票の推挙により「人民選択賞」を受賞したこの作品は、写実主義の創作手法を用いたほかに、芸術展で最大の油絵の作品でもあった。絵の中に描かれた法輪功学習者が信仰を堅持したため、オートバイに引き摺られ、無残にも殺さる場面は、深く観衆の心を震わせ、人々はこの油絵の前で長い時間足を止めて見つめていた。そして詳細に絵の背景を紹介した作者の文章を読んでいた。観衆らの表情は厳かで、現在、中国で法輪功学習者が直面している悲惨な境遇に極めて大きな同情を示し、多くの人々は目に涙を浮かべて、そこを立ち去った。

 第2位の「自由芸術賞」を受賞した作品・「春の美」の作者である画家・章翠英さんは法輪功の学習者であり、「真・善・忍」を信仰し、法輪功のために公正な話をしただけで中国の刑務所で8カ月の長い期間不法拘禁され、その期間、精神的、肉体的な蹂躪を散々受けた。章翠英さんは2004年9月15日に、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の上級裁判所に前中国共産党の悪の張本人・江沢民と610オフィス(もっぱら法輪功を迫害するために設立したゲシュタポ式の組織)を提訴した。

 アムネスティ・インターナショナルの「自由、人民の選択」芸術展は、毎年一回開催され、今年はすでに第9回となる。この活動は人々にアムネスティの人権擁護方面で果たした努力に関心を引き起こし、同時に公衆の支持と寄付を目指したものであり、展覧された作品は芸術家らの「自由」に対する解釈を表現した。 展覧会はシドニーのTAP画廊で、1月23日〜2月4日まで開催される予定である。


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/1/31/119857.html