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四川省:「最優秀警察官」陸智勇さんが再び連行される

(明慧日本)四川省阿バ黒水県の警官・陸智勇さんは2009年9月20日、都江堰にある母親の家から自宅へ帰る途中、「610弁公室」の警官に尾行され、連行された。現在、地元の留置場に拘禁されている。

 陸さんは、教師や薬剤師として勤めたことがある。その後、西南民院の政法学部を卒業し、森林警察官になった。幸せな家庭を持っている陸さんは、病弱な身体だけが唯一、悲しいことであった。1997年、西南民院に入学してから、陸さんは法輪功の修煉を始めた。陸さんは法輪功の「真・善・忍」という教えに基づき、自分を厳しく律した。「最優秀警官賞」を受賞したこともある。しかし、1999年7.20に法輪功への迫害が始まり、陸さんも迫害された。

 2000年6月、法輪功の実情を訴えるため、陸さん一家は北京へ行った。政府に「法輪大法素晴らしい」と伝えただけで、3カ月間拘禁された。3カ月経っても釈放されず、海抜3800〜4500メートルの毛爾盖地区に送られた。監視される中で強制労働をさせられた。その後、警官の仕事も解雇された。

 2001年6月18日、陸さんは綿陽新華・労働教養所に送られ、労働教養1年半を強いられた。教養所では毎日18時間も立たされ、いつも警官に殴られていた。反抗すると、尿溜めに押しつけられた。監禁されて1年3カ月の時、すでに胸腔に大量の水が溜まり、全身がけいれんして、危篤状態に陥った。結局1年9カ月の間、労働教養を強いられていた。

 真実を訴えただけで、陸さんは六大隊二中隊に移送され、さらに迫害を受けた。多数の釘を打ちつけた棍棒で、40分以上警官に猛打された。力いっぱい引きずられて、皮膚や肉はすぐに傷つき、ボロボロになり、見るに耐えないほどであった。

 2005年、陸さんの妻・饒瓊さんは労働教養3年、陸さんも同じく再び労働教養3年を強いられた。陸さんは教養所で毒物と拷問で苦しめられ、食事や点滴の中に毒物を混入された。点滴を受けた後、腰や四肢の脱力感・動悸・痛み・発熱に加え、反射神経や記憶力の低下などの症状が現れ、死ぬほど苦しめられた。「陸知勇の顔色は土みたいだ。死人のようだ」と労働教養側の人が話していたという。

 1回目の労働教養所から釈放された日は大晦日で、陸さんの妻はいろいろな料理を用意して陸さんを待っていたが、陸さんは公安局の警官に「煉功をしない」と書くよう強要された。陸さんは拒否したため家に帰れず、山上のとある所に再び拘禁された。陸さんは労働教養所で迫害に抗議し、1カ月間断食した。そのため、陸さんは180センチの身長で体重は45キロしかなく、髪の毛はまっ白になっていたことが、後になって分かった。母親は家族全員で、陸さんが拘禁された場所に行き、陸さんを連れて帰った。これが1999年に法輪功への迫害が始まって以来、唯一家族全員で団欒できた正月であった。

  2009年12月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/19/214615.html

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