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四川省西昌市:国家安全局は「国家機密」を口実に弁護士を妨害

(明慧日本)四川省西昌市住民の程冬蘭さん(女性)は法輪功を修煉しているという理由で警官に連行された。家族は程さんのために弁護士を雇った。しかし、涼山州司法局と西昌市国安局は結託して国民の権利を奪い、弁護士を脅迫し、弁護士が程さんと面会することを妨害した。その理由は「国家機密」(法輪功への迫害は水面下で行なわれているため「国家機密」であるという)を守るためだという。

  2009年10月2日、程さんは410工場のマーケットで西昌市国安大隊の私服の警官に強制連行された。警官は程さんを逮捕してから、後で逮捕状を取った。2010年1月、程さんの家族は弁護士を雇った。

  2010年1月7日の午前、程さんの弁護士は法律に基づいて、西昌市公安局に程さんとの面会を要求した。すると、国安大隊副大隊長の太剛毅は、弁護内容に国家機密が含まれていることを理由に、弁護士の正当な要求を却下した。弁護士は程さんの案件は公開審議の範囲であり、何ら国家機密とは関係ないと説明したが、太剛毅は拒否を続け、地元司法局の同意書がなければ会わせないと言った。

  弁護士は、涼山州司法局の副局長の李と公証弁護士管理処の担当者と会った。事情を説明すると、担当者は、「法輪功は党の執政地位を脅かし、国家の安全を脅かしている」と言った。副局長の李は、弁護士に「お前は政治を第一にしろ」と脅迫した。弁護士は刑事訴訟法を基に国民の基本的人権と弁護の権利を説明し、自分は弁護士として、程さんと面会するのは正当な要求だと主張した。

  弁護士は太剛毅に対して、「あなたたちも当時、程さんに弁護士を呼ぶ権利はあると言っていたでしょう。今になって面会を拒否するのは逆に何か隠す必要があるのですか」と反論した。その後、弁護士はこの太剛毅の違法行為を訴えた。

  実は、1カ月前にも監禁された法輪功修煉者・高徳玉さんは、弁護士との面会を警官に要求したが、西昌市公安局副局長は国家機密という理由をあげ、この正当な要求を拒否した。程さんの件と全く同じ手口である。現在、中国では法輪功への迫害は「国家機密」として扱われており、迫害行為は国民や国際社会に見えない水面下で行われているのである。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年1月17日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2010/1/15/216312.html

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