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命を代償として、情報封鎖を突破する(写真)

——『長春3.05テレビ放送』の英雄達へ捧げる

(明慧日本)2010年初め、米グーグルが中国から撤退した事件で、中共のインターネット封鎖と裏で情報を検閲していた事実が暴露された。中共に遮られた情報の中に、法輪功の真相に関する情報が最も厳しくブロックされている。

 米ハーバード大学のJohn Palfrey法学教授は、中国のインターネット封鎖状況に関する研究報告書で次のように指摘した。出会い系サイトなどが封鎖される確率が10%、「六四」などの敏感な情報に関するサイトが48%、中共の政治主張を反対するサイトが60%。『共産党に関する九つの論評(九評)』が90%。しかし、法輪功に関する正しい情報は100%、中国本土でブロックされている。

 本土の民衆達に法輪功の真相を伝えるため、海外の法輪功修煉者がネット封鎖を突破するソフトウェアを開発した。それは、今の中国の民衆として真相を知るのに重要な道である。

 2002年3月5日の「長春テレビ放送」事件は、中共の情報封鎖に対して、人々に法輪功の真相を伝える歴史的な快挙である。

 2002年3月5日午後8時ごろ、吉林省長春市のCATVの全8チャンネルが「法輪大法が世界へ広がる」、「焼身自殺かトリックか」などの法輪功真相のビデオを放送した。長春CATVの約100万人の利用者がそれを見ていた。この放送事件は当時、中国の民間で大きな反響を呼び、多くの人が法輪功の迫害真相を知ることができた。

 これに対して、江沢民氏らは恐れ、法輪功修煉者に対して、『殺す』という秘密命令を下した。当時の中共が5000人以上の長春の法輪功修煉者を強制連行した。そのうち、劉海波、劉義、李淑芹、瀋剣利、李容、候明凱などの7人が打ち殺された。他に梁振興、劉成軍、周潤君などの15人が4年〜20年の不当判決を言い渡された。周潤君さんは法輪功が迫害されて以来、最も重い不当判決を下された一人であった。

中国新聞ネットが2004年4月1日に掲載した劉成軍さんの写真、自然な姿勢を保つことができず、実際の迫害は過酷なものだと想像できる

 当時のテレビ放送に関わった劉成軍さんは、1年9カ月の拷問を受けた後、2003年12月26日に長春吉林大学中日病院で死亡した。もう一人、放送に参加した雷明さんは、様々な拷問、処罰を受けた後、2006年8月6日に無実が晴れないまま亡くなった。

 明慧ネット2010年5月4日に掲載された文章によると、梁振興さんが収容期間中に拷問などで苦しめられ、2010年5月1日に公主嶺中心病院で死亡したという。

2002年3月、収容中の梁振興さん

 この法輪功修煉者に対する報復と迫害は、虚言による迫害を維持し、中共がその真相の暴露を恐れて、卑劣で極悪な心理を表した。

 後世の人に、生命の代償として情報の封鎖を突破し、迫害の真相を伝えた英雄達の名が残されるだろう。

 2010年5月29日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/6/222960.html

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