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フランス国会議員:最高裁の判決は新唐人の大勝利を意味する (明慧日本)新唐人テレビ局は2010年7月6日、フランス国民議会堂で記者会見を行い、パリ最高裁判所が下した判決をメディアに伝えた。判決では、新唐人テレビ局の中国向けの放送がユーテールサット社に中止された案件に対して、専門家による事件の調査を通して原因究明することを決定した。
フランス国会議員Francoise Hostalier氏は記者会見の後に記者の取材を受ける際、これは新唐人テレビ局の大勝利であると語った。 「率直に言いますと、あの時わたしはもう諦めました。事件の背景が非常に複雑で、たいへんでした。被告側(ユーテルサット社)も極めて非協力的で、重要な人物による協力もありませんでした。だからこそ、私は今とても嬉しいです」。 「裁判所は事件の背景を調査する必要性を認めており、専門家によるユーテルサット社での調査及びユーテルサット社からの物証の提供を求めたこと、そしてこの判決が他国の法輪功関連の訴訟にも大きな影響を与えていることを考えれば、訴訟の結果は原告の大勝利に他ありません」。 「専門家が必要な資料を取得して、なるべき早く調査報告書を完成することを願っております。そうすればユーテルサット社の中国への新唐人番組の放送再開も回復されることでしょう」とFrancoise氏は述べた。 最高裁の判決について、「この判決によって、現在や将来の独裁政府による圧力に対抗できるようになりました。(独裁政府からの)圧力に屈服した衛星会社はこれから司法的制裁を受けなければなりません。消費者の権益を守るため、独裁政権に加担した会社はマスコミは経済的、司法的、そして道義的制裁を受けるのでしょう」と新唐人弁護士のJoseph Breham氏は語った。 これまでの経緯: 2008年6月、北京五輪が開催される数週間前、中国やアジアに発信し続けてきた新唐人テレビ局の衛星転送信号が突然送信不能となった。これに関して新唐人や「国境なき記者団」が提供した証拠によると、ユーテルサット社が中国当局の圧力に屈服したため信号を中止したことを裏付けた。しかし一方ユーテルサット社は技術的な故障が原因だという理由を終始主張して放送の回復をずっと放置された。2009年11月、フランス商事裁判所は、新唐人が主張する専門家による独立調査の要求を却下した。これに対して新唐人は裁判不服として最高裁判所に上訴した。このように6月15日にパリ最高裁判所は事件を受理し、さらに6月30日に専門家による独立調査の判決を下した。このため、専門家によるユーテルサット社での中止原因究明の独立調査が近いうちに行われる予定である。 2010年7月15日 (中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/7/8/226654.html) |
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