法の中で自分を浄化する(五)
—神韻公演チケットの販売過程で修煉を向上させる
(明慧日本)
五、時間を守ってチケットを販売し、生命に対する約束を果たす
それぞれのチケット販売所には、それぞれの開始時刻と終了時刻があります。しかし、私はこの時間に対して気にしていませんでした。時には夜遅くまで用があった場合、翌朝チケット販売所に行くのは少々遅れてもいいと考え、早く行っても、チケットを買う人がそんなにたくさん来るわけでもないと考えていました。時にはチケット販売所の前を通りかかる人が少なくなると、チラシを配れなくなり、そのときの私は「もういいでしょう、今日は早く閉めて、家に帰って学法して煉功しよう、ほかにやることもいっぱいあるので、ここで販売所を切り盛りしても無意味だ」と思っていました。ですから、私はいつも早く来て遅く帰るのではなく、遅く来て早く帰り、時間を守ることを大切にしなかったのです。
今年のチケット販売過程において、一つの出来事によって私は気づいたのですが、時間を守るということは、自分自身に対する約束であり、神との約束であり、衆生との約束でもあります。
ある日、同修とある街にチケットを売りに行きました。冬でしたので雪が積もり、買い物客が少なく、私たちは午前10時から午後5時までの間、チラシをただ100枚しか配布できず、チケットも2枚しか売れませんでした。同修はこの状態を見て先に帰りました。私はチケット販売所の前に人影もなく、しばらくしてやっと一人通り過ぎて行く、寒さで話しをかけても足を止めてくれませんでした。心の中で「この寒さでは、夜も人が来ないでしょう。来週もまたここに来ますので、縁のある人はそのときに買いに来てくれるだろう。夜7時に販売所を閉めよう」と思っていました(いつもは夜9時まで販売している)。
夜7時になり、私は販売所を閉める準備をしていました。ところが、一組の夫婦が3人の子供を連れて入店してきました。見た感じではインディアン人の家族のようで、足の上に溜まった雪をはたき、奥さんは頭を上げると目の前に神韻公演の大きな看板が目に止まり、一瞬驚いたようで、買い物に行きました。今まで私の経験から言えば、その驚きと目つきで、縁のある人だと分かりました。そして、私はその家族が帰るときに資料を渡し、チケットを買ってもらうと考えました。しかし、いくら待っても出てきません。このとき帰ろうという一念が現れ、どうしようと迷っていたとき、その家族が出てきました。私はこの家族に声をかけ、神韻の公演を紹介し、テレビの精彩な演技の映像を見終えてから、7枚のチケットを購入してくれました。代金を支払うとき、銀行カードで支払いができない状態で、ご主人は銀行と確認している間、私は奥さんと会話が弾みました。奥さんは中学の教師であり、芸術を教え、今は音楽を習い、楽器の演奏もするとのことでした。神韻の公演がとても好きで、神韻を紹介したことに対して感謝の言葉を述べられ、学校の生徒に紹介してくれると言い残し、家族は嬉しそうに帰りました。このとき、私は時計を見ると、ちょうど夜9時でした。
夜になって家に戻り、封筒にチケットの送り先を書いていました。全然知らなかった住所でしたので、好奇心からGoogleで検索したところ、遥かに遠いインディアンの集落に住んでいて、距離からすると車で3時間半はかかる場所でました。当日の開演7時に間に合わせるため、遅くとも当日の3時に出発しなければならず、もし雪が降るともっと早く出発しなければなりません。これらのことを考えているうち、私ははっと悟り、思わず涙が流れ出し、7時に帰らなかったことは不幸中の幸いだと思いました。さもなければ、縁のあるその家族を見逃したところでした。だから時間を守ることを軽く見てはならず、それは神が按配した時間であり、神は縁のある人をこの時間内に連れてきてくださるのです。
後日、私たちは市場でチケットを販売していました。この日も人の流れが少なく、資料もあまり配れませんでした。同修の提案で販売所を早く閉めようとしました。そのとき、私は先日の自分の経験を同修に話し、時間を守るということは神との約束であり、衆生との約束でもあると言うと、その同修は私と同じ気持ちになり、そしてチケットを購入する人が続けて現れ、わずかな時間で6枚のチケットが売れました。
以上は、私が「神韻芸術団」の公演チケットを販売する過程における、少しばかりの悟りです。慈悲なる偉大な師父が、私たちにこのような神聖なる正法の機縁を与えてくださいました。私たちはこの瞬く間に過ぎ去る機縁を大切にし、法をよく学び、絶えず自分を正に帰し、勇猛邁進して、先史の誓いを果たし、「圓満し師に随いて還る」(『洪吟』「縁は聖果に帰す」)を実現しましょう。
法に適していないところがあれば、慈悲にご指摘ください。
師父に感謝致します。同修に感謝します。
(完)
2010年7月28日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/31/224633.html)
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/6/12/117804.html)
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