トルコで神韻公演を開催できた物語(五)
(明慧日本)皆さんに知ってもらいたいことは、これらの官僚と会うことは容易いことではありません。師父の按配があって、われわれは一連の三人の官僚と出会いました。三人目の官僚は怒鳴りながら、私達が金儲けしようとしているため、政府と中共の政府の関係が悪くなったと話しました。私は落ち着いてから、しっかり彼に話しました。「私達はお金を稼ぐためではありません。あなたは中共当局と関係が悪くなることを怖れていますが、自国民と関係が悪くなるのは平気ですか。私達はずっと中共に妨害されています。私達はあなたたちのご支援が必要です。私がここに来たのは、あなたが知らない真相を伝えたいためです。私達は大法の修煉者で、決してお金のためではありません」
彼は私の話を断ち切って「何の修煉者だ」と聞きました。私は法輪大法の修煉者だと答えました。そして、彼にチラシを渡して、これは中国から伝わった修煉功法だと話しました。彼は「ほら、あなたは政府の仕事を分かっていませんね。もし、テロ組織が世界各地でトルコ政府の悪い宣伝をしたら、トルコ政府はこれらを止めなければなりません」と話しました。私は直ちに立ち上がって強く「あなたは神韻をテロ組織と比べているのですか」と聞くと、彼も立ち上がって「これはただのとたえですよ。あなたは私のたとえが好きではないようですね」と言いました。彼は私に、どこから来た誰かと聞いてきました。私はあなたと同じ故郷の出身だと話しました。故郷が同じだと分かって彼の態度もだいぶ収まりました。彼は私達にお茶を入れ、お菓子を出してくれました。私は何も飲まず、彼の先のたとえは適していないと認めてほしいと話しました。彼は「いいですよ。あなたが私のたとえを好きでなければ、私はアジア担当の官僚に電話をするから、その人がなぜわれわれが中国に対して『NO』を言えないのか説明してあげられるはずです」と話しました。
これで同じ日に、われわれは四人目の官僚に会いに行きました。この人はウィグル族のトルコ人で、その時期、彼の家庭も中共に迫害されていました。中共の圧力で、ウイグル族の幹部にもトルコのビザを出せないという状態だと話しました。これがなぜ、トルコが中国政府に「NO」と言えない理由だと言いました。私はこの人がこのように考えていることを非常に悲しく思いました。「あなたは何をやりましたか? 何もやっていないのではないですか? あなたさえやらなければ、誰がこの邪悪を止められますか? 私達は絶対に退きません」と言いました。
私の決心を聞いて、その場の雰囲気も変わりました。先ほど怒鳴った官僚も静まり、法輪大法のどんな所が良いのかを聞いてきました。私は善良な心を保ち、自分の心臓が良くなったことなどを話して聞かせました。彼は自分にも心臓に病気があるため、大法に興味があるようでした。その後、彼らは自分達は公演を止めないが、事務部が止めたら仕方がないと話しました。その後、最初に中共と話し合った官僚が実家に戻っていて、今は話ができないと教えてくれました。彼らは私達に、アンカラの事務部長と直接話すことを勧めてくれました。
私達は事務部長を訪ねました。結果、その官僚も私と故郷が同じでした。彼女は私達に友好的で、私達のプロジェクトの成功を祈ってくれました。また、涙ぐんで大法のチラシも受け取りました。
私達は今回の旅を終えましたが、その中で中共と話し合った官僚と出会うことができました。その人は笑みをたたえながら話しました。「あなたたちが私と戦うためにここに来たと分かっています。しかし、私は戦う気がまったくありません。私は神韻と大法が間違っていないことを知っています。あなたたちはこの公演の準備を続けるべきです」
(続く)
2010年8月9日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/30/227712.html)
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