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不当監禁中に殺害された妻が自殺とされ、遺族と弁護士が中共非難(写真)

(明慧日本)河北省石家荘市の法輪功修煉者・袁平均さんは中共(中国共産党)に迫害され殺害された。袁さんの遺族は長い間受けて来た、警官や司法機関の妨害を乗り越え、正義ある弁護士に死者の無実を晴らすよう依頼した。

生前の袁さんと子供

 正義ある弁護士は、「『転向学習班』と呼ばれる施設で、なぜ不当監禁した人が殺害されたのか。その事実は根拠があるため、『不当監禁罪』と『故意殺人罪』で加害者の罪が定められる。たとえ犯罪の証拠が足りなくても、殺人の事実から逃れることなく法的手段で罪を処することができる。また、容疑者の警官・任選軍や610弁公室・張軍、劉浩傑らは法律を無視したとして、いずれも起訴されるだろう」と述べた。

 裁判所は北京の司法部門に誣告し、当部門が上記の弁護士に圧力をかけ、法輪功修煉者のために弁護しないよう脅迫した。この卑劣な手段を用いて弁護士を妨害した。

 2010年8月2日、袁さんは石家荘市寧安路派出所の警官らに令状の提示もなく「転向学習班」まで不法に強制連行された。当時、袁さんの夫・張運動さんも金銭の恐喝などを受けた。そして、8月11日午前、勤め先にいた張さんは、新華区の「転向学習班」で監禁されていた妻の死を知らされた。
 
 同班に駆けつけた張さんは、妻の遺体を引き取った時に、妻の後頭部に血の塊があることに気がつき、現場で妻の死因の説明を求めた。結果、あやふやな返答しかなかった。「5階からの飛び降り自殺だ」という警官による言い分に対し、妻の遺体の外傷を発見した張さんは、施設の中で妻がどれほどの拷問に耐えてきたのか、その迫害の酷さが分かった。

 正義ある弁護士は、殺人の罪を隠蔽し続けた中共当局を非難し、その積み重なる罪の重さを強調した。また、家族側は善悪ともに報いがあるとし、殺人者を追及する決心を固めた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2010年09月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/12/229454.html

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