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ニューヨーク:華人バイオリン世界大会が成功裏に閉幕(写真)

(明慧日本)今年で3回目となる、新唐人テレビ主催「華人バイオリン世界大会」が2010年10月31日午後5時、ニューヨーク・カウフマンセンターのマーキン・コンサートホールで閉幕した。3日間の競演を通して、ニューヨーク・ジュリアード音楽院の李可林(Corin Lee)選手が金賞に輝いた。そして、米マサチューセッツ州の章ジン選手が銀賞、Arianna Warsaw-Fan選手が銅賞、ポルトガルの杜玄選手が優秀演奏賞にそれぞれ選ばれた。 
 
主催者代表と賞を獲得した選手達

 華人バイオリン世界大会の参加者は、大会名の通り、華人バイオリニストに限定している。競演者は西洋クラシックの巨匠4人の曲以外に、中華民族の特色あふれる「得度」という新曲も演奏した。
 
 選手は音楽学院の学士・修士・博士を始め、プロ楽団の首席バイオリニストなど。中国の伝統文化を世界に広めることが今大会の目的だという。
 
 大会は10月28日に開幕した。選手らは開幕戦でモーツァルトの第3、4、5楽章の協奏曲を、二次予選ではベートーベンの第8楽章のソナタと、バッハの独奏曲を、決勝戦ではパガニーニの幻想曲と、本大会のために作ったオリジナル曲でバイオリンのテーマ変奏曲「得度」を演奏した。 
 
「得度」の作曲家・蘇靖雅さん

 「得度」は、2001年に発表された同じ曲から編集され、テーマ曲と6つの変奏曲及び終楽章によって構成される。
 
 宇宙と人生について作曲家の人生観が詰め込まれたこの曲を演奏するには、西洋の音楽修養と演奏能力が高く要求されると同時に、中国文化についての理解も要求される。言い換えれば、西洋の古典音楽から東洋音楽までの幅広い音楽の修養が要求されるのだ。選手らも、この大会は挑戦性に非常に富んでいると語る。
 
 審査員らは、「海外で生まれ育ったのに、皆が『得度』が持つ中国の特色を表現した」と称賛し、曲への理解もよくできていると高く評価した。 
 
金賞の獲得者・李可林(Corin Lee)選手

銀賞の獲得者・章ジン選手

銅賞の獲得者・Arianna Warsaw-Fan選手

 金賞の獲得者・李さんは、「夏休みをすべて『得度』の練習のために使いました。また、この曲からは平和を感じ取りました」と語った。他の選手も大会を通して音楽への理解がさらに深まったと話した。
 
 決勝戦の会場には多くの音楽関係者が訪れた。皆が選手の音楽的才能と技能の高さに驚いたほか、「得度」について特に高く評価した。モントリオール交響楽団の首席バイオリニストは、「『得度』は欧州の古典音楽の表現手法と、中国の伝統文化の内包を完璧に融合した」と話し、「バイオリニストならこのような曲を多く演奏すべきだ」と、感動した面持ちで思いを述べた。 
 
2010年11月08日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/1/231818.html

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