日本明慧
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四川省西昌市:法輪功修煉者が留置場で迫害され死亡 (明慧日本)中国共産党が法輪功を迫害し始めた1999年当初、当時の国家主席・江沢民は、法輪功に対して「名誉を汚し、経済面で苦しめ、肉体を消滅させる」という迫害政策を打ち出した。最近、四川省西昌市で迫害により死亡した法輪功修煉者・胡雲懐さんが、その迫害政策の残酷さを物語っている。
胡雲懐さん(54歳女性)は、四川射洪県人の縫製工場の経営者。元々体が弱く、さまざまな病気があり、脳性麻痺という診断まで受けていた胡さんは、法輪功を修煉してから体が元気になり、家庭も睦まじくなり、町内の付き合いも良くなった。 1999年に法輪功に対する中国共産党の迫害が始まって以来、胡さんとその家族は経済の面だけでなく精神的な面でも苦難を受け尽くし、胡さんはついに迫害により命を失った。 2010年5月7日の昼ごろ、胡さんは西昌市第一小学校に通っている孫を迎えに行ったとき、小学校の入り口で待ち伏せしていた西昌市国安局の警察によって逮捕された。その後、国安局の警察らは胡さんの家を無断で家宅捜索し、彼女の裁断・縫製用パソコンとプリンタを没収していった。その理由は、パソコンから中国語で「明慧ネット」という三文字が発見されたからだったという。 胡さんは、西昌市拓荒留置場に拘禁され、無理やり入れ歯を取られるなど卑劣な迫害を受けた。食事は一日2回しか与えられず、しかも、ご飯は硬くて食べにくい質の悪いもので、その他には年中まったく油気のない野菜の水煮込み一品だけだった。入れ歯を取られた胡さんにとって、食事を摂ることはとても大変なことだった。6月になって胡さんは、食事をするのが難しくなり、喉に異変を感じた。6月23日、胡さんは留置場に検査を求めたが、所長は無視した。その後も、幾度となく検査の許可を求めたが、やはり結果は同じだった。胡さんの体は急に痩せはじめ、体重は以前の50キロから35キロにまで激減した。 このような状態になってはじめて留置場は、胡さんの家族からの栄養品の受け取りを許可した。しかし胡さんは、栄養ドリンクのようなものしか口にすることができないほど体が衰弱していた。家族は不安と心配で、幾度となく市の公安局と「610弁公室」に事情を説明し、最低限の検査と治療を受けられるよう求めたが、拒否された。胡さんは骨と皮ばかりにやせこけていたが、国安局は迫害の手口を少しも緩めなかった。胡さんの家族が起訴状を受け取った前夜にも、市国安局と「610弁公室」は胡さんに対していわゆる「供述」を強要した。 2010年9月20日、西昌市裁判所は、胡さんともう1人の法輪功修煉者の伍淑君さんに対して不当な裁判を行った。「610弁公室」と国安局の恐喝や挑発に騙された伍淑君さんの娘2人は、友人などを利用して偽証し、胡さんに濡れ衣を着せた。法輪功修煉者がいろいろな形で迫害の真相を伝えることは合法的な行為であるが、伍淑君さんの娘達は自分の肉親を刑務所から出すために、法輪功を迫害する共犯者になってしまった。法廷で、胡さんは咳が止まらず、ひっきりなしに嘔吐をし、立つ気力すらなかった。精神的な圧力により、胡さんの病状は悪化した。 2010年10月15日、留置場は胡さんの深刻な病状に恐れを感じ、病院に連れて行った。病院側は、このような深刻な状態に陥る前にもっと早い段階で病院に来るべきだったと言い、入院治療を求めた。留置場はそれを認めず、胡さんを診療所に連れ戻して点滴をさせた。10月16日、留置場は胡さんの家族に、胡さんの体調はとても良いと事実とは異なる知らせをした。
2010年10月18日、家族からの強い要請に対し、留置場側は病院での検査を許可したものの、すべての治療費は自費で負担するようにと言った。検査の途中で胡さんは、極度の衰弱により突然のショックを起こして緊急措置を受け、やっと意識を取り戻した。病院側は入院治療を求めた。家族は、病院から2回にわたって危篤の知らせを受けた。胡さんの体は衰弱の極限に達していて、胃カメラなどの機械性の検査に耐える気力すらなかった。病院側は食道癌と診断した。 胡さんは10月23日、無念の思いのままこの世を去った。入院期間中の治療費は全て自費で、1万元近くかかったという。 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 2010年11月21日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/12/232375.html) |
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