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マスコミの仕事の中で修煉し、衆生を救い済度する誓いを果たす(一)

(明慧日本)去年の年末のこと、「希望の声ラジオ局」のニュース部の責任者は、各地で記者支局を設立している真っ只中で、私にイギリスの記者支局の協調人になってほしい、と私に言いました。師父に手伝って法を正す角度からしても、衆生を救い済度する角度からでも、そしてラジオ局の発展からしても、記者支局は必要だと私は分かっていました。希望の声ラジオ局は設立してから7年目を迎えますが、私はずっとラジオ局の記者としてやってきた中で、絶えず同修たちに記者になるように薦めてきました。しかしながら大きな効果はありませんでした。自分が負った責任の重大さを実感しました。記者支局をしっかり運営させ、あるべき効果を発揮させることができるかどうかは、私の次の歩まざるを得ない修煉の道となりました。
 
 まず、記者支局で働きたい同修を探すことから始まりました。私は希望の声の協調人と交流した結果、いろいろなマスコミが人手が足りない中、まず希望の声で仕事をしてきたイギリスの同修に助けてもらうことにしました。もし、それでも足りない場合、まだ何のマスコミの仕事をもしていない同修に入ってもらうようにと決めました。何度か交流した結果、数人の同修が記者支局に週一回のペースで関わることに同意してくれました。つまり、当直の記者が、当日のニュースのテーマに応じて報道を行うことになったのです。
 
 最初が一番大変でした。当直の記者が少ないため、週7日のうち、当直できるのは5日だけで、しかも、当直予定の記者が突然休みを取った場合、代わりの者がいません。そのため、連続数週間にわたって、記者支局の定例会に参加する同修は4人にとどまり、記者支局の運営がうまくいきませんでした。この問題を目の前にして、記者支局の同修は、面と向かって法を学び、交流する必要があると同時に、プロとしてのトレーニングが必要だと感じました。そして、みんなでクリスマスの休日を利用して一度集まることに決めました。
 
 この一日しかない集まりを使って、私たちはまず一緒に法を学び、そして、法に基づいて記者支局を設立する必要性について交流しました。参加者はみんな自分の意見を述べた結果、記者支局はなくてはならないという結論に至りました。なぜなら、記者支局は取材、編集、放送といった一連の作業を担当できる専門的な記者を育成する環境が整っており、将来、私たちがイギリスで地元に根ざしたラジオ局を開設し、営利するための基礎であり、最終的に衆生を救い済度することができるからです。
 
 専門的なトレーニングを実施するため、私たちは副編集者、代理編集者、そして当直記者の制度を導入しました。記者支局のニュース選択の原則を決めた上、現場で音声編集ソフトの使い方について勉強できる環境を作りました。
 
 今回の全体交流を通して、記者支局のすべての同修が、法理に基づいて希望の声の重要性をさらにはっきりと認識できるようになったと感じました。それは、短波ラジオを通して直接中国本土に真相を伝え、海外でも直接中国人を救うということです。また、記者支局の設立の目的、そして、私たちの努力する方向性についても理解が深まりました。 
 
 その後、私は新たな問題に直面しました。それは、当直の代理編集者と記者のほとんどは、ニュースの作成と報道における経験が不足していることです。中には初めての人もいました。どうすれば、これらの学習者が仕事をこなせるようになるのか、どのようなトレーニングを行うべきか、悩みました。
 
 仕事に慣れるようになるには、実践しかないと私は感じました。つまり、ニュースを作成する過程の実践が、どのような形式のトレーニングよりも手っ取り早く、ニュース作成の要領を理解することができるのです。そこで、毎日ニュースのテーマを決める際、私は当日の当直記者の具体的な状況に応じて、その人にとって勉強する上でちょうど良いニュースを選びました。記者が作成した原稿を見直すとき、私は文章を修正し、そして修正する理由をも明記しました。ニュース記事が発表されたあと、記者は編集前と編集後の違いを比較することで、記事作成のコツを勉強することができます。しかしながら、この過程は時間的にも、体力的にも非常に大変なものでした。なぜなら、記者はほとんどの場合、夜になってからニュース記事の作成にとりかかり、慣れていないため、原稿作成するため数時間もかかります。私のところに原稿が送られてくるときは、基本的に夜12時前後になったり、もっと遅いときもありました。私はできるだけ記者の原稿をもらったら直ちに修正するようにしています。ニュースは時事性があってこそ読まれるからです。そのため、朝2時前後に終わることもしばしばありました。
 
 それなら、自分で直接書いたほうが早いではないか、と思うかもしれませんが、このようなトレーニングはどうしても欠かせないと私は感じたのです。このようなトレーニングの結果、ますます多くの記者が成熟するようになり、それで初めてマスコミを発展させることができるのです。3カ月間足らずで、当初はニュース作成にあまり自信のなかった記者たちの作成した原稿は、ほとんど修正を必要としなくなりました。6カ月後、記者たちの記事はさらに成熟し、編集者が原稿を見直す際、報道の原則に反してさえいなければ、ほとんど修正は不要となりました。そのおかげで、代理編集者が編集者のアシスタントの仕事をする時間も作れました。
 
 (二〇一〇年ニューヨーク法会で発表)
 
 (続く) 
 
2010年11月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/10/229361.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/9/19/120098.html

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