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大法弟子の一つ一つの考えは、周りに大きな影響を与える


文/中国の大法弟子

(明慧日本)先日、私は同修と一緒に友人の家を訪ねました。しかし、あいにく、友人は外出先からまだ帰っていませんでした。待っている間に友人の魚の養殖場に行ってみました。養殖池に着いた時、水面は全く静かでした。私は同伴の同修に「この池には多くの魚がいますよ」と教えました。同修は静かな水面を眺めながら「だけど、魚が見えませんね。魚さんたち、姿をみせてくださいよ」と、何気なく一言つぶやいたのです。そして、すぐ隣の野菜畑を見渡しました。
 
  すると突然、後ろの池から水面を叩く音が響き始めました。同修が後ろを振り向いてみると、池の中の魚が盛んに泳ぎ回っているではありませんか! もうびっくりでした。魚は盛んに水面からとび跳ね、色も大きさも様々で、とても賑やかでした。私の脳を一瞬よぎったのは、魚が酸欠状態に陥ったのか、それとも、何かに怯えているのではないかということでした。本当に不思議で異常な光景でした。でもすぐに、これは先ほどの同修の一言が引き起こしたのかもしれないと思いました。
 
  私は、魚が自分たちの存在を証明するかのように一生懸命に跳ねている様子を見て忍びず、すぐに「もう分かった、ご苦労様。おしまいにしていいですよ」と言ったとたんに、水面は再びもとの静けさに戻りました。
 
  短い出来事でしたが、私たちは多くのことを考えさせられました。
 
  一、すべての万物に魂が宿っている
 
  この一件を通して、私は、師父がおっしゃった「すべての万物には魂が宿っている」というお話に深い感銘を受けました。私達は普段、生活の中で何気なく話した一言を気にもしませんが、他の生命からみれば、重要な一言かもしれません。今回のように、魚が私達の会話を聞いて、お互いに誘い合って姿を見せ、大法と縁を結びたかったのかもしれません。もしそうなら、私達は普段から自分の一挙一動を法に照らさなくてはなりません。そうすれば、正しいメッセージを伝えて、衆生を救い済度することができるのです。
 
  二、必ず口を修めなければならない
 
  もう一つ似たような出来事がありました。ある同修が常人である妻に「子供をもう1人作ろう」と冗談を言いました。中国では一人っ子政策が実施されています。それに、同修の妻は以前、出産後に腎臓に持病ができて、主治医に体の健康に十分に注意するよう言われたことがあり、夫婦の営みがほとんどなかったのです。冗談を言ったつもりでしたが、その後に、ただ1回の夜の夫婦生活で子供ができてしまったのです。政府と家庭の事情からみても産むことは許されない状況でした。おろすとなると殺生の問題も生じるので、2人は随分悩んだそうです。彼の妻は修煉者ではないので、身の安全を優先に考え、最終的に子供をおろす選択をしました。
 
  師父は「これにはこう答えましょう。あなたがもし一定のエネルギーを持っている場合には、あなたが言ったことは必ず作用するのです」とおっしゃいました。(『転法輪』) 正法時期の大法弟子として、私達の間違った言動は迫害される口実になりかねないので、必ず口を修めなければなりません。
 
  三、衆生の法に対する態度
 
  人がそれぞれ違った考えを持つように、池の付近で人々はさまざまな会話をします。しかし、今回のように魚が激しく反応したことはなかったそうです。同修の一言でこれほどの反応があるのは、なぜでしょうか? 私達に何を伝えたかったのでしょう? 修煉を緩めないように、それとも、早く助けてと伝えたかったのでしょうか? いずれにせよ、残された正法の時間がそれほど多くなく、法が人間界を正す時期がもう目の前に来ていることは明らかです。私達は、貴重な時間を大切にして、真剣に三つのことを行わなければなりません。
 
  四、考えを改め、衆生済度に全力を尽くす
 
  私は普段、「師父と大法を信じる」とよく言いますが、ときには、すべての万物に魂が宿っていることについてさえ、固く信じていませんでした。この一件を通して、私達の一つ一つの考えが周りに大きな影響力を持っていることがよく分かりました。私達は、いつも正念を保ち続け、緩むことなく全力で衆生を救い済度しなければならないと思いました。
 
2010年11月30日

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