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マルクス主義と臓器狩り(二)


文/孫思賢

(明慧日本)中共の臓器狩りは世紀末の神と悪魔の戦い
 
 現在の臓器移植は旧共産主義のソ連に起源を持つ。1936年旧ソ連の医師・ボロノフは一体の遺体から取り出した腎臓を、腎臓が衰弱したある若者の身体に移植した。その患者は48時間後に死亡した。1936年はちょうどスターリンが大虐殺を行っていた年である。当時、死者は100万人に上った。中国共産党(中共)の医療体系はソ連からコピーしたものであり、臓器移植体制は共産体制に起源をもつ。それは中国5千年の伝統文化の中で、医師の医療道徳に対する要求に天理がなく、西洋の伝統医学の中で、ヒポクラテスの誓約の言葉の中の道徳規範に合っておらず、まさに初めからいかなる道徳の束縛も受けない異常な体系であった。
 
 東洋では古代より医療道徳を重んじ、唐の時代の名医・孫思ばくは『大医精誠』の中で、一つの生命を殺して、もう一つの生命を救うなら、あなたと彼の生命は却って生存できなくなり、「早く死ぬ」と述べた。西洋医学でヒポクラテスの誓約の言葉は、論理が堕落し、人を害する乱れた行為は一切避けるよう要求した。そのため、西洋の臓器移植では、臓器寄贈者の同意書と脳死を判断する基準が非常に重要である。それは他ならぬ生体からの臓器狩りと人を殺すことを避けるためである。生きた法輪功修煉者から臓器狩りをしている医師は、東洋と西洋の共通の規則に背いており、共産教義の主導の下で、悪魔と化している。
 
 共産党はなぜ法輪功を迫害しているのか?
 
 法輪功は宇宙の特性、「真、善、忍」を基本理念としている。億万人の修煉者は自分が善に向かうだけでなく、親戚や友人も善に向かうため、社会を安定させ、人々の身体の資質と道徳基準をも向上させることができ、大きな正の作用を働く。
 
 人に対する神と魔の態度は完全に相反している。神は人に心を修めて、善に向かうことを求める。それは衆生を救い済度するためであるが、マルクスとサタンは人類を憎む。共産邪霊は当然、法輪功修煉者を嫌う。法輪功修煉者の身体を消滅し、巨大な経済利益を獲得するために、それらは全世界の人々に、臓器移植のため中国に行くよう誘導している。人々は状況を知らず、金で生きた法輪功修煉者の臓器を購入し、中共の手助けをして人を殺し、全世界の人々を壊滅させようとする悪魔の目的に加担している。
 
 2009年、かつて遼寧省の公安系統で仕事をしていた目撃者が暴き出した証言によると、中共は生きた法輪功修煉者から臓器狩りを行っており、軍医は臓器を摘出する際に「麻酔もしない」という。これについて理解できない人がいる。なぜなら、それらの人はみな正常な人間の考えで、中共の生体からの臓器狩りを見ているからである。実際、サタン教は活人祭を行う際に麻酔を使わないはずである。
 
 法輪功修煉者が真相をはっきり伝えるにつれて、人々は共産邪霊に対する認識がますますはっきりしてきた。マルクスはユダヤ人でありながら、ユダヤ人を敵視し、ユダヤ人の信仰を敵視して、かれは反ユダヤの書籍を一冊書いた。しかし、マルクスに敵視されたユダヤ人は、かれの邪悪な共産主義に反対し、善良な法輪功修煉者を声援している。2007年の初め、イスラエルは患者が臓器移植のために中国に渡航することを禁止した。2008年7月、ユダヤ最高裁判所は、累積された各種の証言と間接的な証拠により、数え切れないほどの法輪功修煉者が中共当局に殺害されており、その中の、一部の人は利益のために殺害されている、という結論に至った。97歳のラビ・ヨセフ・シャーローム・エリアシヴ氏は、リトアニアの正統ユダヤ教の法典専門家と宗教のリーダーである。彼は、ユダヤ教徒が中共の臓器狩りの蛮行により利益を得ることを禁止し、教徒らに、たとえ命の危険に晒されたときも、このようなルートで治療を求めることを許さなかった。
 
 中共の医学体制内では臓器の出所がはっきりしないため、その移植研究の文章はずっと国際社会に受け入れられることがなかった。臓器狩りが暴きだされた後、多くの米国の大型の移植センターでは中国人医師に対する移植トレーニングを停止した。移植技術のトレーニングが、悪魔が悪事を働く道具に使われてほしくなかったからである。善良な人々は、次々と中共の魔性と邪悪をはっきりと認識でき、今回の迫害に反対し、悪魔を捨て、神に向かう、明るい未来を選んだ。
 
 (完)

2010年12月23日

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