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北京副市長・吉林、訪台中に告訴される(写真)

(明慧日本)台湾訪問のため2010年12月13日、台湾に到着した北京の副市長・吉林は、法輪功迫害に積極的に加担したことで台湾の修煉者により刑事告訴された。そして15日、台中と日新竹の2箇所で修煉者から訴状を渡された。訴状を受け取った当日の夜7時、吉林は急きょ台湾を発った。発った原因は明かされなかったが、恐らく告訴されたことに関連があると関係者は推測している。吉林は、今年8月から台湾で告訴された5人目の中国の高官となった。
 
北京副市長の宿泊ホテル前で抗議する修煉者達。横断幕「法輪功迫害に加担した吉林が告訴される」

北京副市長に訴状が渡された瞬間

 吉林は、北京の密雲県委書記を務めていた頃から積極的に迫害に加担していた。そして、北京市の常務委員、市委政法委書記の任期中、法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)が2004年8月10日に公表した初回の追跡通告リストにすでに載っていた。2008年北京オリンピック開催の前、北京副市長として、また大規模な逮捕を行った。北京のミュージシャン・于宙さん夫婦も逮捕され、于宙さんは拷問を受けて亡くなり、画家である妻の許那さんは現在も刑務所で監禁されている。 
 
立法委員・陳亭妃氏
立法委員・田秋ジェン氏

民間司法改革会の執行長・林峰正氏
台湾の中国人権注目連盟の責任者・楊憲宏氏

立法委員・蔡同栄氏
台湾人権促進会の前会長で、鄭南榕基金会の理事長・邱晃泉氏

台湾の中国投資被害者協会理事長・高為邦博士
台湾図博の友の会の会長・周美里氏

 人権を犯した中国の高官と中共幹部の入国拒否議案が台湾立法院(国会にあたる)で通過したにも関わらず、行政部門が依然としてこれらの人物に入国許可を与えたことについて、立法委員を始め、各界から非難の声が上がった。中には訪台の中国高官のリストを公表するよう政府に強く要求する人もいた。 
 
2010年12月30日

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