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黒竜江省:通河県の法輪功修煉者が受けた各種の迫害(二)

(明慧日本)
 
 二、2度の労働教養を強いられる
 
 黒竜江省通河県に在住の馬計英さんは、留置場で20日間拘留された後、1年の労働教養を宣告され、ハルビン市の万家労働教養所に送られた。収容されてすぐ、馬さんは転向を強要されたが、馬さんは拒否した。すると、馬さんは両手を交差されて鉄パイプに固定され、中腰の不自然な体勢を長時間強いられる拷問を受けた。
 
 万家労働教養所は2001年6月、すべての法輪功修煉者に「煉功しない保証書」を書くように強要し、書かなければ、男性の監獄に送ると脅迫した。馬さんは拒否したため、牢屋に閉じ込められて吊るし上げの拷問を3時間受けた。その日、吊るし上げの拷問により、3人の法輪功修煉者が死亡した。
 
拷問の実演:吊るし上げ

 馬さんが収容された監房の36人は、全員が疥癬(皮膚病)に罹り、ひどい場合には服を着ることすらできなくなり、箸さえしっかり握れず、まともに生活することができなくなった。馬さんは重病のため一時出所した。
 
 2002年4月12日早朝、馬さんと家族がまだ寝ていた時、2人の警官が家に押し入り、家財を没収して、法輪功の書籍をも含めてすべてを没収した。朝になると、警官らは再び家に押し入り、馬さんを強制連行した。
 
 馬さんは留置場で断食を行い、迫害に抗議していた。馬さんは警官の不当な要求に応じなかったため、25キロもある大きな足かせを一週間つけられた。
 
拷問の実演:数十キロの足かせ 

 馬さんは2002年5月、同じ監房の人に法輪功の歌曲を教えたことを、別の人に告発され、再び足かせを20日間つけられた。3カ月後、通河県公安局長・王剛の命令により、馬さんはさらに3年の労働教養を宣告された。
 
 馬さんは2002年8月1日、再びハルビン市の万家労働教養所に送られた。労働教養所で馬さんは集団暴行を受け、長時間、中腰の不自然な姿勢を強制され、吊るし上げの拷問を受け、スタンガンで電気ショックを加えられるなどの迫害を受けた。連続して拷問を受けたため、馬さんは感覚を失い、大小便を失禁した。
 
 馬さんは2004年11月、釈放され、帰宅してから6日後、夫から離婚を要求された。馬さんは帰る家がなくなった。
 
 三、12年の刑を下される
 
 警官・劉培敏らは2007年7月17日晩、馬さんの借り屋に押し入り、その場にいた法輪功修煉者・張玉芝さんと共に馬さんを強制連行した。この時、馬さんはプリンタ、パソコン、CD-ROM、電子書籍、携帯電話、自転車及び3千元の現金などを没収された。
 
 2007年8月11日、張玉芝さんは2万元をゆすり取られてから釈放され、馬さんは秘密裁判で12年の懲役刑を下された。このことは、家族には一切知らされなかった。
 
 
2011年04月27日

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