文/イギリスの大法弟子
試練を乗り越え奇跡が現れる
ある木曜日の午前、ちょうど劇場側の経営者から「皆さんに残念な情報ですが、以前連絡した団体が正式に契約するようです。あなたたちにチャンスはないかもしれません。しかし正式契約の前、すべては変わるかもしれません」と言われました。
この話を聞いてから私は、この状況にいかに対処するかは、私たち全体への更なる試練だと感じました。常人の按排に対して私たち大法弟子が何もしないのか、それとも大法弟子が正念と正しい行いをもって、旧勢力の要素の妨害と試練を否定するのか、ということです。私たちの態度が必ず異なる結末を導くと信じていました。劇場側の経営者は、なぜ最後に私たちに対して「すべては変わる」と言ったのでしょうか。それは師父がこの劇場経営者の口を借りて、私たちに何かを啓示してくださっているのではありませんか。いずれにしても、この週末は重要であり、必ずしっかり利用しなければいけないと、私たちは悟りました。
私たちイギリスの大法弟子は、毎週金曜日の夜にロンドンで学法と交流を行います。土曜日の夜は、イギリスの大法弟子がインターネットで交流します。日曜日の昼は再びロンドンで直接会って学法と交流を行います。私たちは、この3日間の交流で今の現状と、師父と法を信じる重要性について一緒に交流すると決めました。この3回の交流の中で、学法と交流以外にも全員で発正念をしました。旧勢力の要素による劇場への妨害を否定し、さらに契約予定の常人の団体の主催者に対して、神韻のため、今の契約をしないことが、あなたの生命にとってもっとも良い選択であるとの一念を発しました。
3日連続の学法と交流の効果は非常に良いものでした。すべての大法弟子は心がひとつに融け合い、強大な正念の場が形成されたと感じました。すべての交流に参加した大法弟子は法に基づき、法に対する正念と信じる心の重要性を語りました。ある中国から来た年配の大法弟子は涙ぐんで「私はイギリスに来て初めて、イギリスの大法弟子の正念と団結力を感じ、今涙を流しました。今日の法に基づいた交流を聞いて、私は必ずこの劇場を勝ち取ることができると信じています」と話しました。
月曜日、劇場からは何の連絡もありませんでした。火曜日、劇場の経営者から、「もし水曜日までに、予約している団体から連絡が無ければ公演のスケジュールは神韻にあてられます」と連絡がありました。そして水曜日、劇場の経営者から「良い知らせです。皆さんにスケジュールを回せます。契約の準備をしてください。」と連絡がありました。
2011年の神韻公演はようやく、ロンドンで理想的な劇場を見つけることが出来ました。この過程で、多くの学ぶチャンスが与えられました。しかし、これは神韻の仕事の中のひとつにすぎません。しっかりと神韻公演を行えるかどうかは、すべのことにおいて法に基づき正念をもって行えるかによります。
この体験を思い出すたび、私はいまだに大法の奇跡に感動します。法を正す時期の大法弟子として、私たちが本当に師父を信じて行えば、奇跡は絶えず起きます。大法に出来ないことはないですから。
師父に感謝します。同修の皆さんに感謝します。
(完)
(2011年米国ワシントンDCでの発表)