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甘粛省の法輪功修煉者 刑務所で拷問され危篤
甘粛省白銀(はくぎん)市に在住の法輪功修煉者・白三元さんは2010年、中共(中国共産党)当局の裁判所に懲役6年の不当判決を宣告され、蘭州刑務所に拘禁された。白さんは刑務所の迫害により貧血、胆石症、閉塞性黄疸を患い、危篤状態に陥った。
2011年7月7日、白さんは蘭州刑務所監獄政治科の課長ら6人によって、自宅に送られた。しかし、家に帰った白さんはまもなく、体中に卵大の水ぶくれができ、21日には両脇、背中に激痛が走ったという。7月28日、家族は白さんを靖遠県立病院に送り込んだが、医者はすぐに危篤通知を出して、白さんを病院に入れなかった。翌日、白さんは蘭州病院に移送されて集中治療室に入れられた。現在、白さんはまだ危篤状態が続いている。
1999年7.20、中共政府が法輪功に対する弾圧を開始してから、白さんは2度、不当に実刑判決を下され、計9年間拘禁された。留置場での非人道的な迫害により、全身が硬直状態になり、小指しか動かなかったことがある。刑務所でのひどい拷問で痩せこけ、何度も危篤状態に陥った。白さんはこの10数年来、放浪生活、連行、刑務所に拘禁されるなどの繰り返しだった。
2010年5月16日、靖遠県公安局の警官8人が白さんの自宅に侵入し、白さんを連行して、留置場に拘禁した。留置場で白さんは「トラの椅子」に2回座らされた。最初は2日間だったが、2回目は8日間も強いられた。そのため、白さんの左足は筋萎縮症になってしまった。
拷問の実演:トラの椅子
2010年7月12日、白さんは蘭州刑務所に移送された。2010年11月から3カ月間、白さんは刑務所で毎日、15時間も椅子に座らされ、警官から、いわゆる修煉を放棄させるための「説得」を受けた。
2011年正月のある雪が降る日、警官らは水で濡れた地面に白さんを押しつけ、頭から冷水を浴びせた。真冬にもかかわらず、白さんは着替えも許されず、自分の体温で服を乾かすしかなかった。また、白さんは眠くなると水を顔に浴びせられたという。
拷問の実演:真冬に水を浴びせられる
白さんは刑務所で8カ月間、毎日、椅子に座らせられ、水を入れたバケツ(約5キロ)を首にかけられた。白さんは睡眠を奪われ、眠くなると、後ろから拳骨で首を殴られたり、両耳を引っ張られるなどの迫害を受けた。また、刑務所は白さんに法輪功の修煉を放棄させるため、専門チームを設けて、暴力的な「転向」を行った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
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