日本明慧
■印刷版   

新唐人の仕事に関わる中での修煉体験(一)

尊敬なる師父、こんにちは。同修の皆さん、こんにちは。
 
 私は今日皆さんと一緒に、新唐人テレビ局の中での修煉体験を交流したいと思います。
 
修煉の状態を保ち、視聴者に対して責任を負う
 

 テレビ番組のナレーターとして、私は良い修煉状態を保つことの重要性をよく知っています。テレビ局の視聴者が多くなればなるほど、自分の責任の重大さに気づきます。良い修煉状態で初めて、視聴者に受益させることが出来ます。もし修煉状態が悪ければ、視聴者にマイナスの影響を与えてしまいます。
 新唐人テレビ局の発足当初、ある放送部門の同修が私に、ある日私の機嫌が悪そうで、私が報道した内容を見たとき、やはり私が機嫌が悪いことが伝わってきたと教えてくれました。これ以来、私は心性の関に遭っても人心を抑え、それが視聴者に伝わらないようにしています。
 
 また、ある印象深いことがありました。それは法輪功修煉者が臓器狩りに遭っているという事実が暴かれた後のことです。新唐人テレビももちろん、この事件について報道しました。私はその日、それに関連する報道を担当していました。非常に長い報道でしたので、私はカメラの前に座り、「こんな邪悪なことがあるのか」と思い、心の中で「どれほどの衆生がこのニュースを見るのだろうか、私は必ずこの電波を通してニュースを見た視聴者の背後にある、あらゆる邪悪の要素を取り除かなければならない」と思いました。私は、ただちに収録ルームの中が仏光によって包まれたのを感じました。慈しみ、慈悲にあふれていました。私は落ち着いて、長いニュース報道をよどみなく述べることが出来ました。このことを通して私は、正念を強くして初めて自分の仕事をしっかり行うことができ、初めて衆生を救うことができると悟りました。
 
 良い修煉状態を保つことは簡単ではありませんが、常に自分自身に気をつけるように呼びかけなければなりません。
 
 私は何かをするにしても、効率を重視します。しかしある時、番組の映像ディレクターが機械の操作をうまくできませんでした。そのため私は、ずっとカメラの前で待ちぼうけになりました。時間がだいぶ経つと、私は少し不満を感じました。最初、心の中で「なぜ機械すら上手く扱えないのか」と思いました。しかしその後、この心構えは良くないと思い、人に対して不満を持つべきではないと思いました。その後、私はこのような状況になった時、法を暗記するようになりました。しかし結局、待ち時間が長くなればなるほど、法を暗記しようとしても人間の感情を抑えきれませんでした。あれ以来、私は毎回収録ルームに入るたび、いつも『転法輪』を持っています。ディレクターが、機械をうまく操作できないとき、私はいつも法を学び、集中力を全て法を学ぶことに充てました。その結果、法を学ぶことで私は落ち着くようになり、これ以上大きな影響は無くなりました。一番長いときは40分ほど待つこともありましたが、それ以来もうこのようなことはありませんでした。
 
 時々私と一緒に当直をしているディレクターは、私に対して「今日の化粧はよくできていません」と言いました。私は口頭で「あとで少し直します」と言いましたが、心のなかでは「今日はいつもとどこが違うのだろうか?」と思いました。化粧の手順にしても、使っている化粧品にしても、全く同じで何も変わりませんでした。そして私はニュース収録の合間の時間を使って学法と煉功をしました。その後、ディレクターは真面目に私を見てから「そうですね。化粧が良くなりましたね」と言ってくれました。私は我慢できず笑ってしましました。何も言いませんでしたが、確かに私は化粧を直しました。しかし肝心な要素はそこではなく、学法、煉功こそが変化をもたらす根本なのです。時々編集者が私に「今日の化粧は良いですね」と言うこともありますが、その時に使っている化粧品も化粧の手順も全く同じです。なるほど、自分の修煉状態が良いと化粧の状態も良いのだと気づきました。
 
 ニュース収録の深夜の当直になった時は、前日の夜から翌日の朝まで、ずっと仕事になるので朝方に近くなって初めて休むことが出来ます。その後、少し休んで朝4時半に起きますが、どれほど休憩時間が少なくても、私はまず座禅して、それから休みます。休む時間が限られているので、できるだけ1時間の座禅をしなければなりません。なぜならそれは、私が次の収録の時にベストコンディションを保つ、最も最大の保証だからです。同修が私に「座禅しないで寝たら、どうなるのですか?」と聞いてきたことがありますが、私は「座禅をしなかったことがないので、わかりません」と答えました。
 
 見えない妨害の要素を取り除かなければなりませんが、見えている問題にも注意しなければなりません。それは、髪型、化粧、衣装、ニュース収録の時の話すスピード、語気、態度などです。この中で、衣装はいつも私を悩ませてきました。視聴者はナレーターの見栄えに対する期待があるため、私はしっかりとしなければいけないと思いました。新唐人テレビ局のナレーターに要求される衣装のスタイルは、流行のものでありながらも落ち着いていて、カラフルでありながらも、鮮やかすぎてはいけません。時々時間を作ってデパートに買い物に行くときもありましたが、一周回っても何も買わない時もあります。また、同時に買い物自体に執着してもいけません。
 
 ある冬の朝方、私は家を出る時、頭の中では数日前に見た衣装を買いに行こうと思っていました。すると私は気付かないうちに足が滑って転倒しました。見た目では外の地面が凍って滑りやすくなっていたことが原因ですが、私は自分の心の中の一念がこの状態をもたらしてしまったのだとわかりました。これほど強く転倒したのですから、執着心はどれほど大きいでしょうか、と私は思いました。
 
 自分のなすべきことをしっかりと行うと同時に、私は自分が原因でディレクターの仕事に影響を与えないように気を付けてきました。ある時、ディレクターと会議をしていた時、あるディレクターは怒っていました。私はその人の感情に左右されず、この人が何を言おうとしているのかを客観的に聞かなければいけないと、自分自身に言い聞かせました。このように聞いてみると、確かに大きな収穫がありました。私は突然あることがわかりました。ニュースを作る過程の中で、原稿の選定、翻訳、編集、投稿、ナレーションの録音、収録、映像編集など、どのステップでも、行うときに人心をもってしまえば、もしくは時間通りに自分の仕事を行わなければ、負の感情と時間の遅延、見える部分と見えない部分の負の要素が、いずれも最後のステップであるディレクターの映像編集に影響をもたらしてしまいます。ディレクターは大量にのしかかってくる圧力と、マイナスの要素の中で映像を編集し、放送に回さなければなりません。これらを理解した後、私はいつも時間内に自分の仕事を終わらせるように気をつけています。

(続く)
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/2/246157.html)
関連文章