トロント:韓国領事館前で法輪功修煉者の強制送還停止を呼びかける(写真)
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 カナダの法輪功修煉者は2011年9月20日、駐トロント韓国領事館前で集会を行い、韓国政府が中共(中国共産党)の法輪功に対する残酷な迫害を正視し、中共の圧力に屈せず、韓国在住の法輪功修煉者を中国本土へ強制送還することを停止するよう呼びかけた。

    駐トロント韓国領事館前、法輪功修煉者の強制送還を停止するよう呼びかけるカナダの法輪功修煉者

 トロント法輪大法協会のチプカー(Joel Chipkar)副会長は、駐トロント韓国領事館に韓国大統領・李明博宛ての手紙を渡した。手紙には、李明博大統領に対し、法輪功修煉者の強制送還を停止し、現地の法輪大法協会と連絡を取り、法輪功難民を支持する政策を実施するよう促した。

 2009年以来、韓国政府はすでに少なくとも10名の中国籍の法輪功修煉者を中国へ強制送還した。チプカー氏は、この行為は人道の理念に背き、韓国は国際社会に対する承諾に背いている、と語った。さらに、強制送還された中国籍の法輪功修煉者は、すでに行方が分さからなくなっていることが証明されているという。

 チプカー氏は、法輪功修煉者・金さん(Jin Jingzhe)が現在、韓国政府によりいつでも中国へ強制送還される危険に直面していると述べた。中国本土において、中共の法輪功に対する迫害は依然として続いている。現在、韓国にはすでに難民申請を拒否された法輪功修煉者が56名にも上る。彼らも中国本土へ強制送還される危険に直面している。

 当日の集会に参加した焦文建さんは、2カ月前に韓国からカナダにやって来た。彼が韓国にいたとき、強制送還に直面している金さんと同じく天国楽団に参加していた。金さんの母は中国で、法輪功を修煉していたことが理由で不当に労働教養を強いられ、そのため金さんは勉強の機会を失い、かつて路頭に迷う生活をしたことがあったという。焦さんは、「私は韓国にいる法輪功修煉者の立場をとても心配しています。彼らの多くは本土の刑務所、あるいは労働教養所でひどい迫害を受けたことがあるからです」と語った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/23/247066.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/9/24/128312.html)     更新日付:2011年9月27日
 
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