遼寧省:末期癌の女性教師 再び実刑判決に直面(写真)
■ 印刷版
 
 
 

 遼寧省瀋陽市の瀋北新区裁判所は2011年8月、瀋北新区610弁公室の指示の下、末期癌を患っている法輪功修煉者・王敏さん(55歳女性)に、4年6カ月の実刑判決を宣告した。王さんにとって、今回の瀋北新区裁判所の判決は2度目で、現在、第二審の審議中である。

 王さんは瀋陽市瀋北新区の第1小学校の体育の教師だった。王さんはかつて数種類の病気を患っていたが、法輪功の修煉を通じて健康を取り戻した。しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)が法輪功に対する弾圧を開始した。それ以降、王さんは数回にわたって連行され、重刑判決を不当に2度言い渡された。

http://www.minghui.org/mh/article_images/2011-9-23-minghui-pohai-liaoning-wangmin01.jpg
王敏さん 

 王さんは、初めて刑務所に拘禁されたとき、ひどい迫害を受けたため、乳癌になってしまった。現在、王さんの乳癌は末期で、潰瘍の状態になっている。

 2001年6月14日、王さんは出勤途中に警官に強制連行された。そして、王さんは拷問され、自白を強要された。その後、裁判所は王さんに対して裁判を開廷したとき、610弁公室のリーダーたちは裁判長の両側に座っていた。法廷で王さんは「私は『真・善・忍』に従って、良い人間になろうとしているだけで、何の罪もありません。もし、私に罪を被せたら、逆にあなたたちが罪を犯すことになるでしょう」と言った。裁判官は「中共(中国共産党)政府の命令だから、私は従わなければならない」と言った。その結果、王さんに懲役5年の不当判決を言い渡した。

 2002年1月、王さんは遼寧省女子刑務所に拘禁された。王さんは刑務所で毎日、朝6時~夜中まで重労働を強いられ、常に殴られたり、罵られたり、拷問を加えられたりした。

 2004年、刑務所で長年迫害されたため、王さんは胸にしこりができた。当時は、乳癌の初期状態だったが、刑務所側に無視された。2006年に刑務所を出所するとき、王さんの胸のしこりはすでに大きくなり、潰瘍寸前の状態になっていた。

 2010年9月末、王さんは法輪功修煉者・劉素蘭さんと一緒に買い物をしていたとき、突然10数人の警官らに連行され、瀋陽市留置場に拘禁された。健康診断を受けた王さんは、七三九病院の医師に乳癌末期と宣告された。

 それにもかかわらず、王さんは瀋北新区裁判所に裁判を開廷され、2011年8月25日に懲役4年半の判決書を渡された。王敏さんの境遇を知る人々は「裁判所は末期癌患者にも容赦しないなんて・・良知のかけらもなく、人間性を喪失している」と言っている。

http://www.minghui.org/mh/article_images/2011-9-23-minghui-pohai-eren-mengyan.jpg
北新区裁判所長・馮岩

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/24/247090.html)     更新日付:2011年9月28日
 
関連文章