河北省衡水(こうすい)市に在住の法輪功修煉者・王金陵さん(54歳男性)は、2011年8月26日午前、突然 行方不明になった。王さんの妻は方々を尋ね周り、王さんは衡水市の国保(国家安全保衛)大隊の警官に連行されたことが分かった。しかし、王さんの家族はいまだに何の通知ももらえず、王さんがいまどこにいるのかも分からない。
王さんは衡水市不動産会社の従業員である。王さんの義父は、自立生活ができないため、王さんと妻が介護をしている。2011年8月26日午前、王さんは早く起きて義父の世話をしてから、自転車で出勤したが、その後、姿が見えなくなった。
王さんが連行されてから、王さんの妻は1人で父の介護や家事をしながら、夫のことをとても心配している。夫に着替えの服を送りたくても、送ることができず、すでに1カ月が経ったのに、音信不通で、どうすれば夫の居場所が分かるのか途方に暮れている。
1999年7月7.20、中共(中国共産党)政府は法輪功に対する弾圧を開始した。王さん夫婦は法輪功を学んでいることを理由に、中共当局にさまざまな迫害を受けた。2001年、警官の嫌がらせで王さん夫婦は放浪生活を余儀なくされた。しかし、警官らは王さん夫婦の行方を追い、尾行・監視を続けていた。
2007年、王さん夫婦はやっと家に帰ることができた。そして、小さな商売を始め、苦難の中で生計を立てた。2008年8月5日、王さんは外出中に、勤務先の不動産会社の上司と合い、上司に仕事を続けたい願望を伝えた。
翌日、その上司から王さんに電話があり、王さんの要求に同意したため、会社に来るようにと伝えた。しかし、その翌日、衡水市何荘郷派出所の警官は王さんを連行した。連行の理由は、王さん夫婦は手配中で、形式上15日間拘留しなければならいからだという。その後、王さん夫婦は、警官にずっと監視されている。