最近、山東省ロ南県に在住の3人の法輪功修煉者が当局により不当に身柄を拘束された。若い女性教師の祁磊(キ・ライ)さんは、2011年9月19日に連行され、臨沂洗脳班に収容されて迫害を受けている。ロ南県に在住の程瑞娥さんは、9月23日に連行され、済南市の章丘労働教養所に設置された洗脳班に収容された。臨港区在住の銭法君さんは、9月23日、農作業中に連行された。
祁磊さん(30歳)はロ南県東蓮汪涯村に在住で、路鎮第一小学校の教員である。祁磊さんは今まで数回にわたり不当に連行されたことがあり、610弁公室主任の劉希鵬をはじめ、国保(国家安全保衛)大隊の警官に現金2万元をゆすり取られたこともある。祁さんの父親は体が不自由な元軍人である。彼は車いすの生活を送っていて、娘が面倒を見ている。しかし、2010年2月23日(旧暦の正月)、祁さんは自宅にいたところを不当に連行され、王村労働教養所に収容された。祁さんは、施設内で酷く虐待されたため、精神に異常をきたしてしまった。その後、祁さんは釈放され自宅に戻った。祁さんは家族と友人の助けの下、再び法輪功の修煉を始め、精神状態が元通りに回復した。また、2011年の正月ごろに元の職場に復帰したが現在、給料を支払われていない。
銭法君さん(40歳)は、演馬郷東馬村在住。農作業中に連行された。銭さんの自宅には80歳の父が一人で残されており、今、この年配の父親の面倒をみる人はいない。また、1年かけて育てた農作物も収穫されないまま残されている。銭さんも当局により何度も不当に連行され、様々な迫害を受け尽くしてきた。かつて演馬公安出張所の副所長・徐恒年は、銭さんの髪の毛を掴み銭さんの頭を壁にぶつけて怪我を負わせた。また、警官 ロ修田は皮のベルドで銭さんの頭と顔を強打し、銭さんを冷たい地面に座らせ、手錠と足枷をかけたまま長時間に渡り、顔、耳などの敏感な部位を殴り続けた。
私服警官も暴行に加わり、銭さんを皮靴で蹴ったり椅子で殴ったりした。18日間ずっと、銭さんは留置場でこのような拷問を受け続けた。その後、銭さんは釈放されたが、銭さんの右足の筋肉は腐ってしまった。銭さんは日常生活に支障をきたすようになり、路頭に迷ってしまった。このような状況にもかかわらず、当局は銭さんを追い続け、2003年に銭さんの身柄を不当に拘束した。銭さんは山東省第二労働教養所に移送され、不法に2年間拘禁され迫害を受けた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)