遼寧省女子刑務所の第9監区長は武力と言う人で、すでに解体された第8監区の監区長・左暁燕と同じく、中国共産党の手先である。刑務所の中で監区長は絶対的な権力があり、一部の監区は刑務所の中の刑務所となっており、中国共産党の政策の下で、警官は金銭のため、善良な修煉者の生命を簡単に奪っている。
修煉を放棄しない修煉者が1人でも残れば、監区は1万元を上納する
中国共産党は自ら育成した手先たちをいつも激励している。左暁燕と武力は監区長として10数年働いた。悪名高い第8監区はすでに解体され、監区長の左暁燕は人事異動になったが、第9監区長の武力はまだ引き続き働いている。10年来、武力は第9監区の中で、服役囚を奴隷のように扱い、昼夜にかかわらず重労働をさせた。
刑務所は「修煉を放棄しない修煉者が1人でも残れば、監区は刑務所に1万元を上納する」という方式が考え出されたため、武力達は、全力を尽して法輪功修煉者を迫害し、法輪功修煉者の生命を奪うことさえ、全く惜しまなかった。
丁振芳さんは第9監区で迫害され死亡
2011年8月1日、転向と労役を拒絶した丁振芳さんは、遼寧省女子刑務所第9監区で迫害され死亡した。
丁振芳さん
大連市の法輪功修煉者・丁振芳さんは、2008年に再び遼寧省女子刑務所に連行され、第9監区に拘禁された。丁さんは拘禁された直後、すぐ転向させるために、独房に閉じ込められるなど、各種の拷問を受けた。真冬に寒い部屋で凍えさせ、服を着せず、眠らせなかったため、丁さんは心臓病・高血圧・脳血栓を患った。60歳の丁さんは、法輪功を修煉してから、各種の疾病はすべて消え、健康になったが、刑務所で迫害されて体はとても衰弱した。
2011年、丁さんは修煉を放棄せず、労役を拒否したため迫害を強化された。武力は第9監区の受刑者に指示し、各種の手段で丁さんを苦しめた。受刑者の戴秀香は武力の指示の下で、丁さんをひどく殴り、丁さんの頭には大きな瘤ができた。詐欺犯の孟憲秋は、数年来専ら法輪功修煉者を迫害したので刑を減刑され、2012年11月頃には家に帰る予定になっている。警官はいつも殺人犯の王翠平に丁さんを殴るように指示したので、減刑された王翠平はすぐ出所した。また、経済犯の程涛は、来年出所の予定。
2011年8月1日に丁さんは亡くなった。事情を知る人の話によると、丁さんは断食している間、迫害され死に至ったという。
10年間監禁され、伏艶さんは苦しみを嘗め尽くした
法輪功修煉者・伏艶さんは、労役を拒否したため、10年間各種の迫害を受け尽くした。現在、第9監区の厳しい環境にいる伏さんが心配である。
2009年11月15日、伏さんは労役を拒否したため独房に監禁された。12月9日に監区に戻され、数日後また監禁された。独房の中は異常に寒く、刑務所の決まりによれば掛け布団を持ち込むことができる。しかし、伏さんに対しては迫害を強化しているため、刑務所の規則を破り、28日間伏さんは薄い服とズボンだけで過ごさせた。扉の上にはかなりの霜が積もっており、寒さで伏さんは寝られず、心臓病が発症しても放置された。
警官は伏さんが二度独房に閉じ込められても動揺しないのを見て、2011年3月、伏さんを厳管隊に送り込み、家族との面会を一切禁止した。
伏さんが厳管隊に送られた後、伏さんの娘は「お母さんがもう帰って来ない」という夢を見たので、家族はいっそう伏さんのことを心配し、伏さんの母はついに心配のあまりこの世を離れた。現在、伏さんの娘は独りぼっちで家に残されている。7月の夏休みに、娘はお母さんに会いたくても、依然として許されなかった。
伏さんは、2011年7月に厳管隊から監区へ戻された。3カ月あまり厳管隊の中で受けた迫害は想像もできない。
法輪功修煉者達が第9監区で受けた非人道的な迫害
法輪功修煉者・キョウ月円さんは、監視役らに殴られ脳しんとうになり、意識不明になった。ある法輪功修煉者（氏名不詳）は、修煉を放棄しないため、足の指を踏まれて砕かれた。
拷問の実演：暴行
遼寧省阜新の法輪功修煉者・何小秋さんは警官に滅多打ちされた。 新年の時、警官は法輪功修煉者の服を全部脱がせて、凍えるような冷たい水を盥で頭えのてっぺんからかけた。本渓市の法輪功修煉者・呉業鳳さんは、第9監区で迫害され言葉を失い、手足の末梢神経が壊死した。もう1人の新しく連行されて来た法輪功修煉者・呉淑芹さんは、作業の量が足りないという口実で、武力に暴力を振るわれた。
ある日、武力は警務フロントに座って、力が無くなり作業ができない瀋陽市の法輪功修煉者・孟玉華さんに向かって、「お前は毎日食べる物、着る物、寝るところ、機械の消耗費などで第9監区に借りがあるのだ」とさんざん罵った。法輪功修煉者は皆良い人にも関わらず、自由を剥奪され、監禁されていることには全く言及しなかった。
