甘粛省環県に在住の法輪功修煉者・繆会侠さん(37)は、2011年8月25日、慶陽市の政法委員会の書記・張文礼の指示のもと、公安局の警官らによって不当に身柄を拘束された。繆さんは現在もなお、慶城留置場に拘禁されている。繆さんが連行されてから、警官らは繆さんの家族に対して絶えず嫌がらせや脅迫などを行い、繆さんの夫・寇平さんを連行しようとしたため、寇さんは放浪生活を余儀なくされた。
2011年8月25日午後2時、繆さんは勤め先で身柄を拘束された。そして、警官らは繆さんの自宅の鍵を没収し、午後4時ごろ、10数人の警官が繆さんの家に侵入した。家には繆さんの子供(14)が一人でいたが、警官に「動くな」などと恐喝された。
そして、警官は繆さんの家にあるデスクトップパソコン1台とノートパソコン1台を没収した。警官の本当の目的は繆さんの夫・寇さんを連行することであったが、寇さんは不在だったため、連行を免れた。
繆さんは国家公務員として、環城鎮で働いている。繆さんはかつて、重度の皮膚病、緑内障、胸膜炎を患っていたが、法輪功の修煉を始めてから、これらの病気が完治した。繆さんは仕事に熱心で、責任をもって仕事に取り組み、評判が非常によかった。ある人は「この世で現在、我々庶民のために仕事してくれる人が本当にいるんですね」と感激した様子で繆さんについて述べた。
寇さん(38)は環県にあるモバイル会社でエンジニアとして働いていた。寇さんは法輪功を修煉する前、吐血や便潛血があり、しばしば意識を失うこともあった。入院しても診察を受けても病名は不明のままだった。1996年、寇さんは出張先で友人から『転法輪』をもらった。友人は「よくこの本をお読みください。あなたの病気に役に立つかも知れません」と言った。それがきっかけで、寇さんは法輪功の修煉を始めた。その後、寇さんは病気が完治しただけではなく、人としての生き方もわかり、「真・善・忍」に基づき、人ととてもよい関係を保っている。
しかし、1999年7.20から中共(中国共産党)が法輪功への迫害を開始した。それ以来、法輪功が説いた道理に従い、真実で善良で人と争わない繆さん夫婦は、中共当局からの迫害を受け続けている。
2004年2月27日夜、公安局局長は10数人の警官を連れ、突然繆さんの自宅に侵入した。警官らは繆さんの家の家宅捜査を行い、繆さんの家のパソコン、プリンター、スキャナー、法輪功関連書籍などを没収した。警官の突然の暴力的な行為により、寇さんの母親はショックを受けて起き上がることができなくなり、その後、寇さんの母は恐怖の中でこの世を去った。寇さんの6歳になる息子も酷いショックを受け、心に傷を負った。
その後、寇さんは3年の不当な実刑判決を宣告され、会社からも解雇された。繆さんは1年3カ月の労働教養を宣告され、女子労働教養所に移送された。その後、繆さん夫婦は釈放されたが、警官からの嫌がらせなどが絶えなかったという。