黒竜江省:会計士が留置場で暴行される
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 (明慧日本)黒竜江省宝泉嶺の公安局の警官は2011年8月22日、突然、法輪功修煉者・李桂雲さんの自宅に押し入り、李さん本人と李さんの家を訪れていた法輪功修煉者・胡冬霊さん、趙紅玉さん、戚秀梅さん、呂成英さん、劉貴さん、劉洪彬さん、王風玉さん8人の身柄を拘束した。

 会計士の胡さんはハルビン在住、仕事の出張で宝泉嶺に行き、その日の夜、地元の法輪功修煉者・李さんの家を訪れた。李さんの家に到着して2時間足らずで、警官に身柄を拘束された。

 胡さんが連行されたことを聞いて、胡さんの上司と同僚たちはハルビンから遠く離れた宝泉嶺に駆けつけた。上司と同僚は警官に「胡さんは良い人です。我々が保証するので、胡さんを釈放してください」と願い出た。胡さんの夫も宝泉嶺に駆けつけ、妻の釈放を求め、毎日、昼も夜も胡さんが拘禁されている留置場へ行った。胡さんの夫は妻のことが心配で、妻が拘禁されて7日間で白髪が増え、食欲がなく、痩せこけてしまった。

 胡さんは30日間 拘禁されて釈放された。その間、13歳の息子は近隣の家に身を寄せ、精神的にかなりのショックを受けていた。

 胡さん(39歳女性)は、勤め先で主管会計士として10年間働いている。胡さんは公平・公正に財務の問題に対処し、仕事に熱心で能力が高いと評判である。上司と同僚からも厚い信頼を得ている。

 警官はその日、李さんの家に8人の法輪功修煉者がいると知り、20~30人の警官が李さんの家のドアを壊して侵入し、「動くな」と言いながら、法輪功修煉者たちの写真を大量に撮った。胡さんが携帯電話で電話をしようとすると、警官に殴られた。胡さんは「なぜ暴力を振るのですか、なぜ私たちを捕まえるのですか」と大声を上げた。しかし、警官は胡さんを外に引きずり出し、両腕を背中に回して縛った。胡さんは少し動いただけで警官に殴られ、全身が傷だらけになり、腰も曲がらなくなった。 胡さんは痛みに耐えながら、警官に「あなたたちは、良い人を迫害すると、犯罪者になるのですよ。分かりますか」と言ったが、警官らは聞く耳を持ったなかった。

 そして、胡さんは公安局の尋問室に連れられた。公安局で、胡さんは鉄の椅子に縛られ、夜中まで尋問を受けた。その後、8人の法輪功修煉者が宝泉嶺留置場に拘禁された。8人の中で誰も拘留証にサインをしなかったが、警官・王は「サインしなくても、拘留するぞ」と言った。

 胡さんは罪を犯してないのに拘留されたせいで、出張先での仕事に影響し、約束を全部キャンセルしなければならなくなった。

 留置場で胡さんは、生理になったため、警官に「ナプキンとトイレットペーパーをください」と要求したが、無視されて血が垂れ流しになっていた。胡さんはまた、留置場で尋問を受けたとき、手かせ足かせをかけられ、「トラの椅子」に座らされ、7~10数時間の尋問を受けた。尋問中に警官は怒鳴したり、脅迫したり、胡さんの頭を殴ったりした。

 警官の暴行により、胡さんは尋問中に数回心臓発作を起こし、呼吸困難と全身けいれんになり、意識不明に陥ることもあった。

 胡さんが拘禁された期間、警官は胡さんの自宅の家宅捜索を行い、胡さんのオフィスまで捜索した。胡さんの同僚が「罪のない良い人を逮捕するなんで信じられない。あんまりだ」と警官の行為を非難した。胡さんの両親は、11日間続けて公安局に胡さんの釈放を求めに行った。

 胡さんは30日間拘禁されて釈放された。しかし、留置場側は胡さんの身分証明、携帯電話2台、3千元を没収し、家族が胡さんに買った新しい着替えさえ没収したという。

 胡さんは留置場で10回の尋問を受けた。尋問の恐怖で胡さんは今なお、1人でいられず、夜にいつも悪夢で目が覚め、仕事も通常通りにできないという。

 胡さんと一緒に連行された王さんは75歳を過ぎているため、警官に3万元をゆすり取られた後、釈放された。他の法輪功修煉者6人はいまだに拘禁されており、不当な開廷に直面しているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/10/17/247969.html)     更新日:2011年10月30日
 
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