――仕事に立脚して衆生を救い済度する
文/華北の大法弟子
(明慧日本)私はもはや、自分が間違った職業を選んだとは思っていません。この職業が自分に合っていないとも思っていません。良い職業があれば転職するかもしれませんが、無ければ今の職業でも構いません。自然のままに仕事をこなし、どんな職業であっても熱意さえあれば、真相を伝え脱党を勧めることができます。自分の行いはまだまだ足りませんが、今後引き続き努力していくつもりです。
―― 文章の作者より
中国には「男が仕事を誤るのは最も恐ろしい」という言葉があります。私は職業選択を誤ったと感じていました。
私はコンビニエンスストアを経営しています。この職業は中国ではまだ確立しておらず、経営者の気分次第で好き放題の経営が行われているので、隣接地域にいくつものコンビニが乱立し、競争が非常に激しく、利益はほとんどありません。しかも、ほとんどが家族経営で、彼らは朝起きてからすぐに開店し、寝る時間になると閉店するといった具合で、さらに極力営業時間を増やして顧客を確保しようとする人が増えてきているため、私もほとんど毎日、朝6時から夜11時まで休む暇がありませんでした。
私の店は小さく、従業員を雇う余裕はありませんでした。そのため経理、出納、会計、保管、棚卸し、レジ打ちなどいずれも私一人でやらなければなりませんでした。妻は会社に行き、子供は学校に行っています。午後は、ずっと私一人が店に一人でいました。ちょうど正午と夕方6時の発正念は、お客さんが最も来る時間帯で、発正念するからお客を追い出すわけにもいきません。そのため、いつも発正念の時間帯が過ぎた後、時間を作って補わなければなりませんでした。さらに店の清潔さを保つため、しょっちゅう掃除をしたり、点検をしたりしました。このような雑務があまりにも多いので、夜11時以降は疲れすぎてご飯を食べる気力すらありませんでした。一日中立ち続けているので、足も腫れてしまいます。閉店後の私の切なる願いは、熱いお湯で足を温め疲労を解消したいというものでした。
学法はお客さんがあまり来ない時間帯に行なっていましたが、『転法輪』の一節を読むだけでも、何度も中断しなければならず、完全に心を静めて学法することはできませんでした。もしくは夜に帰宅してから、お風呂に入った後、12時の発正念までの30分という限られた時間だけしか学法することができませんでした。
普段、お客さんが少ないとき、私は一人で店を切り盛りすることができましたが、お昼と夕方はピークで、一人で店を経営するのはとても大変でした。そのため妻は午前に仕事に行き、午後には家に帰ってからすぐに店を手伝います。私たち夫婦二人は平日、毎日一緒に店で働き、土日は休みます。このときだけ私は外に出て小冊子や真相資料を配っていますが、妻が一人で自宅に残って一週間の洗濯をしたり両親の面倒をみたりしていました。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/14/129467.html) 更新日:2011年11月24日