明慧法会|できることは何でもやる(二)
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   三、情と執着を取り除いて人間界を出て慈悲なる師父が家族を救う

 大学二年生の夏、私は一生忘れられない出来事を経験しました。それは、おばあさんが亡くなったことです。その後の2カ月間で、私はベルトの穴数個ほどやせました。夢の中で何度も泣き出して目覚めることもありました。数年間、私はこの親族に対する情の中に陥り続け、色々なことが出来なくなりました。これは私が初めて修煉の中で乗り越えられなかった関です。これまで自分の修煉の道が何かの執着心に妨害されたことはありませんでしたが、今回は旧勢力に大きな隙に乗じられ、同時に色々な執着心、闘争心、嫉妬心、恨み、利益に対する心、色欲など色々な欲が出てきました。実はおばあさんが亡くなった当日、慈悲なる師父は私に、大法に対して正しい認識を持っていたおばあさんの魂が、師父の按排のもとで五色の半透明の球体となって東の空へ飛んでいく光景を見せてくださいました。しかしそれでも私は放下できず、家族たちのおばあさんの葬式の時の言動に対しても不満を感じていました。そのため数年間、私はずっとこのことを忘れられず執着していました。親族を傷つけたと同時に、自分自身をも害してしまいました。さらに私の執着は魔に利用され、何度も夢の中でおばあさんの姿に化けた魔を見て、私は喜んで走っていきましたが、すぐに魔は本来の獰猛な本性に戻り、それが原因で恐怖で目覚めることが何度もありました。数年が経って、初めてこの執着を少しだけ放下できるようになりました。その後、母方の祖母が亡くなった時も私は苦しく思いましたが、しかし昔ほどの執着はしませんでした。

 私はもともと、男女間の情に対して執着はなく、これまで話の合う男性と逢ったこともありましたが、誰に対しても平常心で接していたので、少しずつ私から去っていきました。中には私に対して何かよからぬ企てを持つ男もいましたが、大法の法理を聞かせ、その誤った行為をとどまらせ、さらに大法修煉者の正しい考えを伝えました。友人から、「人生であなたのような友と逢えるのは本当に幸運です」と言われたこともあれば、「よい人となりたければ、あなたに近づくこと。よくない人になりたければ、あなたから遠ざかること。そうしないと悪くなれないよね」と言われたこともありました。これは大法の威力であることを私は知っています。どんなに危険な時でも私は落ちついていました。師父は歴史上、縁を結んだ衆生が私と縁を結ばれるように按排されました。縁が結ばれた後、彼らとは全く連絡がありませんでした。時々、師父は私に歴史上の因縁関係を示し、さらにこれを通して今度の人生の中でどのような経緯で縁が結ばれているのかがわかるようになりました。もちろん、嫌なこともありましたが、法を学び同修と交流する中で、少しずつ放下できるようになりました。

 結婚の問題について、私は幼い頃からずっと結婚したいと考えたことがありませんでした。記憶の中では、6歳の時からすでにこのような考え方があったように感じています。学生時代、多くの同級生は、私が将来結婚して子供を産むのはどういう情景でしょうか? と質問したことすらあります。実は毎回、同級生にこのように言われるたび、私の心の中にはどこから来たかわかりませんが、非常にしっかりとした考えがあり、それは決して結婚することはありえないという考え方でした。私は修煉者の内面の清らかな状態に憧れ、修煉を始めてからさらに自分の幼い頃の考え方を強めました。卒業して今に至る10年間、私はこの面において様々な試練を経てきました。同修や家族、同級生から様々な試練がありましたが、しかし常人ですら結婚していない人がいるのに、なぜ強引に結婚することを強いられなければいけないのでしょうか?

 最初の数年間、私は様々な言い訳で、結婚しないことを何とかごまかしてきましたが、その後、両親がますます焦るようになり、お母さんは時々精神的に異常になっているようにすら感じました。お母さんは私をこっぴどく罵り、あるときは1カ月間、毎日夜中に起きて、私を罵っていました。しかし翌日になると、自分が何を言ったのかすら覚えていませんでした。最初私は、強硬に対応し、お母さんはが怒ったら外出し、しばらく家に帰りませんでした。しかしその後、このように対処するのは法に符合していないと気づき、柔軟な方法で対処するようになりました。私は師父に「師父、弟子は結婚したくないです。若者は結婚しても良いと法の中にありますが、しかし結婚しなければいけないというわけでもありません。常人ですら結婚しない人が多いのに、どうか弟子が道を歩めるようにお願いします」とお願いしました。

 私は仕事が忙しいということを、何度も結婚しないことの言い訳にしていましたが、お母さんは会社の入り口で私を待ちぶせて、その場で強引にお見合いに連れて行かれることが2回もありました。ある時、私はお見合いの相手の男性に真相を伝え脱党を勧めたうえ、さらに修煉をしていること、1年間不法に労働教養所に収容されたことを告げると、相手は自ら身を引きました。しかし後になって悟ったのですが、私は目的を達成しましたが、」私が大法を修煉しているということを利用して、この男性の大法に対する差別心を引き起こしてしまったことは、やはり良くないとわかりました。

 その後、私はもはや誰かとお見合いをすることはありませんでしたが、試練は度々ありました。家族は私が結婚しないことのすべての罪を大法に着せたのです。私は何度も結婚しないことは大法と関係ないと言い、さらに結婚した人の不幸な話を家族に沢山しました。今、家族は皆、私が独身でいることを黙認するようになりましたが、同修からの様々な誤解がまだあり、そのため私は結構悩んでいました。辛く感じましたが、全て乗り越えてきました。さらに常人に対して、私は自分の考えをすべて説明しました。大法の本の中では、若者が結婚するように励ましています。最大限常人社会に符合するようにおっしゃっています。しかし私は修煉していなくても、結婚したいと思っていませんでした。修煉は修煉であり、自分の境地の向上であり、結婚とは何の関係もありません。結婚してもしなくても修煉できます、と色々と話しました。時間が経つと、皆もこのことに対して何も言わなくなりました。

 若い同修、そして結婚したくない同修の皆さんも、決して自分が原因で衆生が大法に対する誤解を持たないように気を付けましょう。きっと師父は助けてくださるでしょう。

 10年近く、私はこのように乗り越えてきました。私はこの間にたくさんの執着心を放下できました。嫉妬心、恨み、闘争心、色欲、などなどを取り除けました。まだまだ取り除いていないものもありますが、私は修煉を通して、修煉者として持つべき、善の心と慈悲の心を修め出し、これまで持っていなかった寛容さと忍耐を生み出しました。修煉者の持つべき理性と知恵を修めました。これらの全てはしっかりと法を学んだためであり、法をしっかり学ばないときの私は、何をやるにしても辛く感じています。

 お母さんに対して、私は常に恨みを持っていました。なぜなら、お母さんは私を傷つけることをたくさんしてきました。大法の中でそれは因縁関係によるものだとわかっていながらも、お母さんは幼い頃から私を見下し、私のためにお金を使うことを嫌がり、さらに様々な面において、私はお母さんと強烈な対比をなしていました。たとえば、お母さんは文芸関係のものが好きですが、私は心の奥底からそれらのものを見下しています。たとえばお母さんはファッションが好きで体型も良いので、私はますます体型を重視しなくなり、そして着ている服も非常にみすぼらしくなりました。お母さんがますます元気になれば、私はますます外見にこだわらなくなりました。要は、すべてが完全に反対するようになり、それが自然体になりました。私はお母さんを見下しているし、お母さんもさらに私のことを見下しています。この恨みは後になって隙に乗じられ、私の仕事の中に反映してきました。私は自分の上司が母と同じようにつまらない人間だと思うようになりました。財産ばかり見ていて全く自分とは違うと思っていました。ですから、自分の仕事に不便をきたしそうになったことすらありました。

 私は大法を修煉しているので、自分が正しくないとわかっていながらも、やはりそれを改めることが出来ませんでした。数年間、私は残された時間がますます少なくなり、お母さんを救えていないのを非常に心配していました。そのため、私はできるだけ我慢するようになりました。トラブルがあっても、私はできるだけお母さんと争わないようにしています。心の中では非常に激しくなっていますが、しかし口先ではもはやそれ以上言い返さなくなりました。驚いたことに、このちっぽけな譲歩でお母さんも変わりました。

 師父よ、弟子は過去確かによくできていませんでした。そうでなければ、お母さんもとっくに変わっていたことでしょう。実は師父はどうしても私に一回で目標に到達させようというわけではありませんでした。ちょうどある日の朝、お母さんと非常に縁のある同修が、お母さんのために脱党を勧めました。お母さんもそれを受け入れました。さらに私のお父さんも同修が手伝って私が脱党を勧めると、それに応じてくれました。ですから何人かの家族は、自分ではなく同修を通して脱党してもらいました。師父のご按排に感謝します。

   四、真相紙幣を使って利益倍増

 去年私は一年間、コンビニエンスストアを開きました。その店を開いていた間、恐怖心のため、毎日面と向かって真相を伝えることが出来ず、安心できる顧客にしか真相を伝えていませんでした。しかし、店を開いてから、大量の真相紙幣を使って世の人々に真相を伝えていました。知らぬ間に私の店はたくさんの利益を出すようになりました。この不景気な時代に私の店がこんなに繁盛したのは、本当に奇跡だと誰からも言われています。しかも皆、私の店に買い物に来たがりました。自分のマンションの真下にあるコンビニエンスストアに行かずに、わざわざ私の店に来る人すらいました。後になってわかったのですが、私が真相紙幣を使っていることが原因でしょう。本当に大法の奇跡です。毎夜、私はきれいなお金だけを選り分けて、手書きか同修にプリンターで印刷してもらい、真相を伝える言葉を印刷してくれるようお願いしました。よくお金を両替に来る人がいて、いつも真相を書かれたお金を渡しています。それを受け取ったお客は、いつも大法弟子の字が綺麗だとか、印刷の字が綺麗などと褒めてくれます。真相の書かれたお金を見ているお客に対して、私は冗談ぽく「何を見ているのですか? 昨日の夜作ったのですよ」と言います。すると相手はたいてい笑いながら、「あなたの家は銀行なの? 本当に素晴らしいですね。法輪功の人はお金の上にも文字が書けるんですね」と言ってくれる人もいれば、大法弟子は素晴らしいですね」と言ってくれる人もいます。さらに真相が書かれた紙幣のみを集める人にすら会ったことがあります。これらの人によれば、これらの紙幣は将来値上がりするのだそうです。

 真相が書かれたお金は、私たちの地元で、様々なルートから真相を伝えています。たくさんの商人が真相紙幣によってもたらされた意外な商売の秘密に気づき、時折同修のところへ交換しに来ています。私が真相を伝え脱党に応じてれたある常人の友人も、ときどき私と真相紙幣を交換しています。もちろん、誰かに真相の文字を汚く消された1元紙幣を見たこともありますが、あまりにも見苦しいので、このお金を私は処分しました。これが原因で衆生に反感がもたらされないように、私はそのお金を処分しました。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/25/249173.html)     更新日:2011年12月27日
 
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