(明慧日本2011年12月27日)重慶市に在住の法輪功修煉者・林徳才さん(37歳男性)、妻の張全翠さん、張さんの母・馬義先さんの3人は、2008年の北京五輪期間中に身柄を拘束され、2度目の不当な労働教養を宣告された。3人は釈放後も地元の610弁公室に監視され、洗脳班への拘禁を企まれた。張さんは洗脳班に拘禁され、林さんと馬さんは迫害から逃れるため、放浪生活に余儀なくされた。
林さんは重慶市建設工業株式会社の元社員である。2008年の北京五輪期間中、2度目の労働教養を宣告され、2010年3月に釈放された。しかし、その時の林さんはすでに職場の共産党委員会書記によって労働契約を破棄され、補償金の二万元も不当に差し止められた。2011年11月のはじめ、重慶市九龍坡区謝家湾の街道弁事処、610弁公室の関係者らは林さんの新しい職場を訪れ、林さんを九龍坡区洗脳班に連行しようとした。そのため林さんは放浪生活に余儀なくされた。さらに、当局関係者は職場に林さんの2カ月分の給料を差し引くよう脅迫した。
馬さんは2度目の労働教養を経て、2010年8月に釈放された。しかし馬さんは仕事がなく、金銭的な出所がなくなった。そもそも馬さんは低保(中国国民が享受できる最低の生活保障)を受給できるはずだが、法輪功を修煉を放棄するという内容の保証書にサインすることを拒んだという理由で、支給を差し止められた。2011年9月下旬、地元の街道弁事処、地元派出所および610弁公室の関係者は再び馬さんの自宅に押し入り、馬さんを九龍坡区洗脳班に連行しようとした。そのため馬さんも放浪生活に余儀なくされた。
張さんは2011年7月下旬、出勤途中に地元の街道弁事処、地元派出所および610弁公室の関係者に身柄を拘束され、重慶市九龍坡区洗脳班に連行された。
林さん一家は長期にわたる迫害によって、経済的、心身的にも大きなダメージを受け、家族もバラバラになってしまった。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)