【明慧日本2011年12月28日】吉林省通化(つうか)県に在住の法輪功修煉者・王培臣さん(40歳男性)は、自営業を営んでいる。王さんは以前、ひどい胃病を患っていたが、法輪功の修煉を始めた後、元気になった。2011年7月17日、王さんは父・王暖栄さんと一緒に通化県公安局・国保(国家安全保衛)大隊の警官らによって不当に連行された上、家宅捜査を受け、家財を差し押さえられた。
王さんは連行された後、警官らに42時間以上にわたり尋問された。家族は王さんとの面会を断られたため、2人の弁護士に弁護を依頼した。7月25日、弁護士は通化県公安局国保大隊へ行き、王さん親子の状況を尋ねた。国保大隊は「王親子のことは刑事大隊に聞け」と言った。しかし、刑事大隊に尋ねると、刑事大隊は「自分たちとは関係がない」と言い、家族はたらい回しにされた。
通化県610弁公室の警官らは、事実を捏造した王さんに関する記録文書を、一度検察庁に提出したが、受理されなかった。警官らは、王さんの罪をさらに捏造した後、再度検察庁に提出した。
裁判が行われる2日前、王さんの妻と息子は通化市政法委(政治法律委員会)へ行き、王さんを釈放するよう要求したが、2人は壁際まで突き飛ばされた。妻はとても驚いて泣いてしまったという。
12月14日朝8時40分、通化県裁判所で王培臣さんに対する裁判が開廷されたが、傍聴席のほとんどは私服警官だった。王さんは、朝6時半に武装警察によって身柄を移送されたという。
12月16日、王さんの妻は再び通化市政法委へ行ったが、通化県610弁公室の警官らに強制的に車に乗せられ、とあるガソリンスタンドで降ろされた。警官らはすぐに立ち去った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)