【明慧日本2012年1月6日】江蘇省徐州市に在住の王立新さんと弟の王永新さん兄弟は、ともに1997年に法輪功の修煉を始めた。2人は中共(中国共産党)の法輪功への弾圧政策のもとで12年来、数々の残酷な迫害を受けてきた。2011年2月12日、兄の立新さんは勤務先の河南省洛陽市で同市公安局国保大隊に連行され、当日、洛陽市留置場に収容された。拘束されてから8日後、立新さんは迫害により死亡した。まだ51歳であった。
中共の江沢民グループは1999年7.20、法輪功への迫害を開始した
1999年10月、兄弟2人は法輪功修煉者数人とともに、北京の天安門広場へ行き、「法輪大法は素晴らしい」と書いた横断幕を広げ、人々に法輪功の潔白を訴えた。その場で修煉者たちは8人の警官に不当に身柄を拘束された。修煉者たちは暴力を振るわれ、地面に頭から押さえ付けられ、手錠をかけられ、全員が強引にパトカーに押し込まれた。拘束されて3日後、修煉者たちは精神病院へ移送され、中枢神経を破壊する薬物を強制的に注射されるなど、非人道的な迫害を受けた。
2001年、兄弟2人は法輪功を修煉しているという理由で、勤め先を無断解雇された。また、当局の弾圧政策に追随する地元の610弁公室からの迫害を逃れるため、家を遠く離れた洛陽市での放浪生活を余儀なくされた。
2006年12月、弟の永新さんは奎山派出所に連行され、激しい暴行を受け、骨折した。
2008年7月、永新さんが法輪功の真相資料を配っていたところ、駆けつけた警官に拘束された。それ以降、永新さんは徐州市留置場や江蘇省方強労働教養所に不当に拘禁され、非人道的な残酷な拷問などを受け続けた。
2011年2月12日午前、立新さんが人々に法輪功の真相を伝えていた時、警官に拘束され、洛陽市留置場に収容された。立新さんが3日連続で断食を行い、迫害に抗議したところ、留置場側は暴力的な灌食の拷問を行った。
立新さんは残酷な暴行の末、2月20日、拘禁されてわずか8日で命を失った。
留置場側は立新さんが病気で死亡したと偽ったうえ、遺体を洛陽市の火葬場に運び、家族が反対したにも関わらず、2月22日に立新さんの遺体を強引に火葬した。留置場と病院は互いに結託し、立新さんの死因を隠ぺいしたと家族は確信している。