【明慧日本2012年1月18日】江北区公安支局の国保(国家安全保衛)大隊は、2011年12月26日午後、戸籍を調査するとの口実で、法輪功修煉者・秦麗さん(47歳女性)の自宅を訪れ、嫌がらせを行った。さらに国保大隊の警官らはパソコンなどの電化製品を没収し、家にいた老人と秦さんを不当に拘束し、渝北区望郷台洗脳班へ移送した。現在、秦さんは転向を目的に監禁を強いられ、悪質な洗脳を受け苦しめられている。
秦さんはかつて、職場をリストラされ、長期間の失業によるストレスや、転々としたアルバイト生活により、精神・肉体ともに疲れ果て、過労死の寸前となっていたが、1997年に法輪功の修煉を始めてから、持病が回復し、健康を取り戻した。
2003年、秦さんは法輪功を修煉しているという理由で懲役8年の不当判決を受けた。泰さんは他の法輪功修煉者の居場所を自白するよう脅されたが拒否し続けたため、法的手続きを経ず、家族にも知らされないまま、監禁生活を強いられた。
情報によると重慶市江北区では2011年までに、労働教養などの不当判決を受けた法輪功修煉者が少なくとも30人以上に上っている。被害者は、李永英さん、熊玉珍さん、張福梅さん、譚啓明さん、李本然さん、孔祥芬さん、譚秀明さん、湯顕碧さん、唐濱家さん、薛俊権さん、楊春元さん、李昌瓊さん、趙坤碧さん、張元珍さん、張慶連さん、曹俊禄さん、夏碧英さん、唐莉群さん、張四中さん、姚培生さん、周世徳さん、康興碧さん、鄧朝玉さん、羅蛟禹さん、雷治蓉さん、王万興さん、許永霞さん、董軍さん、周紅兵さん、秦麗さん、王柳珍さん、陳昌均さんなどであるという。
法輪功は一種の信仰であり、精神的な支柱でもある。中国の法律も法輪功の信仰を禁止すると書かれておらず、法輪功修煉者の宣伝資料の配布は信仰上の自然な活動であり、中国の憲法でも信仰と言論の自由は保障されている。何の罪を犯してしていない法輪功という団体に対して法律上、国家は干渉してはならない。中国共産党の卑劣な弾圧政策のもと、法輪功修煉者への迫害を行なっている警官や司法部門の職員は、令状の提示もなく法輪功修煉者の身柄を拘束し、法的手続きも経ずに中国の刑務所・労働教養所・洗脳班・留置場などの収容所へと送り込み、違法な手段で監禁や暴行を加えている。それらはすでに中国の「憲法36条」、「刑法251条及び238条」、「人民警察法22条」などに違反しており、さらに「世界人権宣言」や「公民の権利及び政治権利国際公約」、連合国の「宗教又は信念に基づくあらゆる形態の不寛容及び差別の撤廃に関する宣言」など、国際法や各種の宣言にも背いている。