【明慧日本2012年1月17日】湘潭市に在住の法輪功修煉者・趙湘海さんは2006年、法輪功修煉者であるという理由で、新開鋪労働教養所に不当に拘禁され、2007年8月、610弁公室によって湘潭市精神病院へ移送され、いまだに拘禁され続けている。2011年11月23日、趙さんは検察庁への訴状の中で「自分は精神病患者ではないのに、精神病であるとして手足に枷をかけられ、ベッドに縛り付けられています。私は監禁されるべきではありません。この事実状況を司法部門に調べていただきたいです。自由の身を返してほしいです。『精神衛生法』によると、当事者には自ら退院を要求する権利があると明記しています。そのため、私は退院を要求します」と述べ、上訴した。
趙さんの母親は数度にわたって関係部門や上記の同院に息子の釈放を要求し続けた。病院側は38,000元を支払えば、息子を返すと言った。しかし、趙さんは一家の生計の柱であり、その上、弾圧政策のもとで不当に解雇されていたため仕事がなく、収入のない生活を強いられていた。趙さんが拘禁されてから、家族はさらに苦境に陥り、要求された金銭を払うのは非常に困難な状況にある。
拘禁中、趙さんは当局から、外に出て仕事を続けたいならば、まず法輪功を放棄することと健康な体を持つことだと言われた。それに対し、「私はもともと健康の体を持っていました。しかし精神病患者のレッテルを貼られて精神病院に監禁されてから、詳細不明な薬物を注射されたことで体は日に日に極度まで衰弱しました。公民は信仰の自由の権利を有すると憲法にも明記されています。『真・善・忍』の原則に従って善い人を目指すことは法律に違反していません。ここで、厳正に声明します。私は法輪功修煉者であり、心身ともに健全であり、精神的にも健康です。私を釈放すべきであり、冤罪を晴らすべきです」と趙さんは言った。
湘潭市第五病院の第二病室に趙湘海さんは拘禁されている
すでに趙さんが湘潭市精神病院に拘禁されてから4年目に入った。長期にわたって詳細不明の薬物を注射された趙さんは、中枢神経に影響をもたらされたことにより、主体的な判断ができない状態にあり、肉体的にも大きなダメージを受けた。
拷問の実演:詳細不明な薬物を注射する
2011年12月19日、趙さんの母親は拘禁され続けている息子の状況を病院側に尋ねたが、その場で「民間人には会わせないのだ。彼は法輪功修煉者であるのだから」と、守衛に追い払われた。しかし母親は機に乗じて、やっと趙さんがいた場所にたどり着くことができた。そこで趙さんと面会したが、趙さんの顔色は白く、手足に枷をかけられて立つことも困難であるのを見て、趙さんの母親は施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受けた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)