黒竜江省:密山市の法輪功修煉者 9年8カ月に及ぶ迫害事実
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 【明慧日本2012年1月30日】黒竜江省密山(みつさん)市に在住の法輪功修煉者・賀江さんは2002年4月24日、密山市公安局の警官に不当に身柄を拘束された。その後、賀さんは懲役11年の不当判決を宣告され、牡丹江尖子山刑務所に拘禁された。賀さんは刑務所で9年8カ月迫害され、2011年12月19日に出所した。

 密山市にある商業ビルの従業員だった賀さんは、1996年に法輪功の修煉を始めた。2002年4月24日、密山市公安局の警官は、賀さんの自宅の壁を乗り越えて不法侵入し、就寝中だった賀さんを不当に強制連行した。

 公安局に拘禁された賀さんは、両腕を背中に向けて手錠をかけられ、一晩中、自白を強要された。朝になって、警官に何度も平手打ちを加えられた。その後、賀さんは再び両腕を背中に回して手錠をかけられた。手錠をきつくかけられたため、痛みで地面が濡れるほど汗が多く流れた。その2日後、賀さんは再度手錠をかけられ、警官に口と鼻から芥子油を灌食された。

酷刑演示:大背铐
拷問の実演:両腕を背中に回して手錠をかけられる

 

 その後、賀さんは密山留置場に拘禁された。賀さんは留置場の教官・王に虐められ、土下座させられた。

 2002年12月、密山裁判所は賀さんに対して不当に裁判を行い、賀さんに懲役11年の不当判決を宣告した。賀さんは判決に不服で、法廷で抗議したが、裁判官にその場で足を蹴られ、出血した。その後、賀さんは上訴したが、上級裁判所からの裁判結果を待っている間に、密山裁判所は2003年3月19日、賀さんを鶏東哈達崗裁判所に移送した。

 2003年4月7日、賀さんは再び牡丹江刑務所に移送された。刑務所の14監区に拘禁された賀さんは「転向」と強制労働を拒否したため、48日間、独房に監禁されて殴打された。

 その後、賀さんは13監区に移動させられた。13監区では常に、警官と受刑者から暴力を受けた。警官は賀さんを縛り、スタンガンで関節に電気ショックを加えたため、賀さんは2週間も歩けなかった。ある日、賀さんは受刑者に胸を蹴られたため、1カ月間、痛みが続いた。2007年のある日、賀さんは与えられた労働ノルマを達成できなかったため、警官にひどく殴打された。

酷刑演示:电棍电击
拷問の実演:電気ショックを加えられる

 2009年7月1日、警官・黄と趙は、賀さんに法輪功を放棄する旨の書面「三書」にサインを強要し、賀さんを殴打し、スタンガンで肛門と体中に電気ショックを加えた。さらに、賀さんを細いひもで縛った。賀さんはその一連の拷問に耐えきれず、サインしてしまったという。

 2011年12月19日、賀さんは減刑により刑務所から出所した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/19/251985.html)     更新日:2012年2月1日
 
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