【明慧ネット2012年2月22日】私はある友人と知り合いました。彼はもともと企業のリーダーで、人となりは比較的善良で、性格は剛直で、仇のように悪を憎んでいます。文学を愛好し、歴史、哲学、宗教にも詳しく、日本で勉強したことがあり、思想は比較的進歩的です。その友人は、中共(中国共産党)に対しての認識が詳しいと自分で思い込んでおり、人が独立した人格と自由な信仰を持つことに大賛成だと考えており、最も好きな一言は「肩に乗っているのは自分の頭で、真理の前以外では、高尚な頭を下げたりはしない」です。
友人が就任して早々、中共による法輪大法への迫害が始まりました。中共は全国くまなく民衆に対する洗脳を行い、友人は真っ先に先頭に立ち、ほとんど毎日、中共の迫害指示を学習し、会社の法輪功修煉者の動きを報告しました。また、法輪功修煉者が北京へ陳情に行かないことを保証する「誓約書」にサインをしました。洗脳、圧力と長年の共産邪党の害毒文化により、友人は願うか願わざるかに関わらず、少なくない悪事を働き、高慢で無知な事を言いましたが、まだ残されていた良知と人生経験が、共産悪党が行う悪への追随を完全には許しませんでした。彼は一方で、力の及ぶ限り社内の法輪功修煉者を守り、よく法輪功修煉者と人生の意義や真理の大道などについて討議していました。
法輪功修煉者たちは友人に真相を伝え、彼にまず大法の本を読んでから評論するようにアドバイスしました。友人はそのアドバイスを受けました。けれども、初めて『転法輪』を読んだ時、友人は党文化の観念、批判的な視線や理論の学習の習慣を身につけていたので、一度めくってみた後、戻って来て言いたい放題のことを言いました。師父が弟子に法輪を植えつけることに対しても、ピンとこなかったようでした。
ある時、法輪功修煉者たちが友人に、師父の説法の録画を見せました。友人は高慢に評論しましたけれども、10分後、突然何も言わなくなりました。だんだん厳粛になり、第一講を見た後で彼は言いました。「師父の講演は筋が良く通っていますね」今までずっと、師父に対して名を呼び捨てにしていた友人は、すでに知らず知らずのうちに呼び方を変えていました。
九講の録画を全部見た時、友人は失礼な言葉を言わなくなり、こっそり法輪功修煉者と一緒に煉功を始めました。1カ月後、友人は機嫌よく修煉者に対して言いました。「わかりますか? 私は法輪を得ました。手を下腹部に置くと明白に回転を感じることができます」
友人は精進しているとは言えませんが、常に天目を通して何かを見ることができるのです。ある時、友人は自分の功柱を見ました。色は純白で、空へまっすぐ通じていました。またある時は、師父の彼に話しかける声が聞こえ、友人が解けない疑問を解きました。最近、『洪吟(三)』が出版され、友人は読んだ後、心中感じるところがあったようです。2日目には、彼は規則通りに並んだ9個の回転する法輪を見ました。
時々、彼を知っている法輪功修煉者が、友人の当時の高慢な言葉に触れると、友人は誠意をもって「自分が間違っていた」と言います。大法は宇宙の真理です。佛法の前で、友人は横柄な頭を下げ、謙虚で知恵のある人になりました。