明慧法会|師父のご加護のもとで神へ向かう(四)
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 【明慧日本2012年2月25日】

 八、心を動ぜず、自分を実証する心を取り除く

 師父が私たちに、全面的に衆生に真相を伝えるよう説法された後、ある時、私は面と向かって真相を伝え脱退を薦めました。3人に脱退を薦めた後、4人目は50歳くらいの警官でした。私は礼儀正しく挨拶した後、真相を伝えました。最初、彼は真相を受け入れず、「私たちはただ繰り返し、自分の生活を過ごすだけだ」と言っていました。彼が真相を受け入れないのを見て、私は「真相を知ることは重要です。決して大法弟子を迫害しないでください。さようなら」と言いました。男性も「さようなら」と言いました。ちょうどこの時、男性の同僚がやってきて彼に何かを聞いていました。私は正念を発してその場を去りました。私がちょうど大通りを通るとき、高級バイクに乗った若者の隣を通った時、彼は私に「あなたが今話した2人はちょうど、私の近くを通りました」と言いました。私は自分が尾行されていることに気づきました。しかし心は動ぜず、同修に「私は前、あなたは後ろ、私と距離を離れて歩いてください」と言いました。私は高いところにいたので、ちょうど前方の派出所の警官らが3台のパトカーに乗って緊急発進しようとしているのが見えました。師父は「もし皆さんが本当に正念が強く、生死を放下することができ、金剛不動になれば、邪悪は敢えて手を出すことができません。」(『北米での巡回説法』)とおっしゃいました。そして私は強い正念を発しました。私は「宇宙の中で最も正しいことをしているのだ。いかなる生命も、邪悪なことをすることを認めません」と発正念し、「法は乾坤を正し、邪悪は全滅する」と発正念しました。結局、警官らはパトカーの中でいずれもぼんやりとして、私たちが警官らの傍を通り過ぎるのをずっと見ているだけでした。

 私たちは家に帰った後、正念を発して内に向けて探しました。長年、自分には恐怖心がなく、正念が強いと思い、正念を発することを緩めてしまいました。時には真相資料を配りながら、心の中で大法の歌曲を歌っていましたが、発正念はしていませんでした。この中に、沢山の良くない心がありました。歓喜心、顕示心、自分自身を実証する心など、「どんなことが現われてこようと、心性をしっかり制御しなければなりません。大法に従っているものだけが本当に正しいのです。功能といい、功を開くことといい、みなあなたが大法の中で修煉して得たものにほかなりません。」(『転法輪』第六講「顕示心理』)と師父はおっしゃいました。この心がさらに発展すれば、本当に危険だと分かりました。師父はこのような弟子に対して最も心配しておられるのです。私は今日まで修煉し、様々なことが起きましたが、いずれも師父のこの上のない慈悲、苦心による済度によるものです。師父の刻一刻のご加護がなければ、私は1日も乗り越えることができません。私は引き続き「それは本当の私ではありません。すべてを滅します」と正念を発しました。できるだけ師父に心配をかけない弟子になれるように正念を発しました。

 九、家族に善意をもって接し、同修を呼び覚ます

 個人修煉の時期、私は法を得てからの著しい変化を通して、家族全員と夫の家族も大法の修煉に入りました。その時、本当に功が伸びるのがあまりにも速いと感じていました。しかし迫害が始まってから、人々は嘘に騙され、形勢が逆転しました。表面の形式では、夫は離婚を求め、夫の家族も皆、恩を仇で返して私に対して厳しく接してきました。兄弟も私に修煉しないように説得し、警官からは毎日嫌がらせを受けました。本当に百の苦が一斉に降りかかったようでした。人心に受けた妨害があまりにも大きく、本当に死んだほうがましだと思うほどの苦しみを感じました。慈悲なる師父は私に、関を乗り越えるよう守ってくださったのです。そして私に天目で、自分の世界の中の数えきれない衆生が、私が修煉を圓満成就して家に帰ってくるのを期待している光景を見せてくださいました。私は「心性を守り、法を守りながら、自分に魔難を作ってくれた人々に善の気持ちで接しなければいけない」と思いました。また私は「この中に自分の修煉を通して、取り除かなければいけない人心があり、これまでの輪廻転生の中で作った因縁関係を正しく対処しなければいけない」と思いました。この間、私の夫は凍傷で手を怪我していたので、夫のために綿の手袋を作ってあげました。数日後、私はさらに夫の足が腫れたので、私は夜なべして、夫に厚手の綿入れの靴を作ってあげました。また、私は夫の親戚をずっと看護してきました。夫は私に、このことについて感謝してきました。5年前、夫は再び修煉に戻り、今は師父のおっしゃった3つのことを一生懸命行っています。

 数年前、ある同修が真相を伝えるとき、不法に身柄を拘束されました。その後、彼女は邪に悟った者と一緒にいるようになりました。至るところに聞いて回り、私はこの女性の親戚の家にたどり着きました。この女性の同修は、重い病気の状態になっていました。彼女は私を変えようとして、一緒に交流しました。私は彼女のために、彼女が邪に悟った原因を分析しました。しかし彼女は最後の最後まで、「あなたは『転法輪』の第十講を見たことはありますか? なぜそれは師父の説法ではないと認めることができるのですか?」と聞いてきました。私はそれを聞いて心の中から、「彼女がどのような状態であろうと、彼女を助けなければいけません。師父、ご加持をお願いします」と一念を発し、すぐにこの偽経文を大まかに見ました。私は師父の説法の法理をもって、その偽経文の間違いを分析してあげました。彼女はそれを聞いて、涙を流して「私が間違っていました」と言いました。数日後、私は彼女を自分の家に呼んで、一緒に学法煉功をし、なぜ邪に悟ったのかを分析してあげました。私は「私と同集たちはあなたに対して無関心でした。本当に申し訳ありません。今から一緒に師父の法の船に戻りましょう」と言いました。ちょうどこの時、私は師父の無量な慈悲を想いました。二人とも涙を流しました。この同修は今や、落ち着いて師父の要求された3つのことを一生懸命行っています。

 十、真相を伝え、衆生を救い済度する

 師父は、「大法弟子は法が正される中で賦与された偉大な責任を台無しにしないでください。更に、救い済度される衆生を失望させないでください。皆さんは彼らが未来に入ることができるかどうかの唯一の望みとなりました。ですから、全ての大法弟子、新しい学習者、古い学習者は皆行動を起こし、全面的に真相を伝えるべきです。特に中国大陸の大法弟子は、一人一人皆表に出て真相を伝え、あらゆるところに真相が伝わるようにし、人のいるところに漏れることなく真相を伝えるべきです。」(『人心を放下し、世の人々を救い済度する』)と説かれました。私は極力時間を按排して真相を伝えました。様々な社会階層の人と会い、いずれも真相を伝える対象です。私は挨拶をするだけの人でも、聞いてくれれば真相を極力伝えるようにしました。

 ある日、私は湖のほとりで、ある釣りをしている人と話をしていました。50代の男性で、真相について触れると男性はすぐに、「私から離れてください。聞きたくありません」と言いながら、携帯を取り出しました。私は微笑みました。心の中で本当にこの男性を救いたいと思い、話題を変えました。色々と話をしていく中で、毒ミルク、官僚による汚職、人心の腐敗などの話をしました。なぜこのような状態になったのかということについて触れると、私は引き続き、「中国5000年の歴史の中で人々が受け継いできたのは神伝文化です。伝統文化の中で人々は仁義礼智信を重んじてきました。しかし共産党は長年、中国人に党文化を叩き込み、無神論を宣伝してきました。それによって、人間の心の中にある最も本質的な道徳を破壊してしまいました。中共(中国共産党)は『真・善・忍』の法輪功を迫害するため、偽、悪、闘、色情など人類社会の最も良くないものを広く宣伝して、法輪功に対抗してきました。しかし、『これらの良くないものは社会で勢いを形成し、逆にそれら自身の政権をも脅かすようになり、今この局面を収拾しようとしても、すでにできなくなりました。』(『二〇一〇年ニューヨーク法会での説法』)とあるように、中国共産党は自分で自分を倒したのです。今は天が人々に警告をしているだけです。共産党は平和な時期に8000万人以上の中国人を虐殺した犯罪者です。私たちは当初、国旗の前で命を共産党に捧げる誓いをしましたよね? そうすると、あなたは共産党の一員ではありませんか? 私は罪のないあなたが一緒に滅びの運命の中にあるのを見るに忍びません」と言いました。この時、男性は突然、頭を上げて私に対して、「大法弟子は皆、こんなにいい人ばかりでしょうか?」と聞いてきました。私は、「大法弟子は数千万人いますが、いずれも衆生を救っています。私はまだまだ良くできていないほうです」と言いました。男性は感動して、私に自分の名前を告げ、脱党を依頼しました。

 また、ある若い大学生に真相を伝える時、この大学生は2カ月前に入党したばかりでしたが、脱党に応じてくれました。また、ある警官と会いましたが、この男性警官も迫害に加担しないことを約束しました。また、ある女性は真相を聞き脱党に応じましたが、彼女はかつて煉功していました。私は彼女に、なぜ煉功をやめたのかと聞くと、「病気があるので、煉功すると病気の所が痛いです」と言いました。私は「つまり、師父があなたのために体を浄化しているのではありませんか。『転法輪』の中に師父のたくさんのお話があります。ぜひもう一度読んでみてください」と言いました。彼女は微笑みながら頷きました。

 私の最大の悟りですが、法をしっかり学ぶとき、全身が法に溶け込みます。そうすると、発せられたものは、いずれも高い次元の考えです。発せられた信念の光は、全ての邪悪を解体することができます。これこそが、大法弟子が持つべき状態です。大法の中で正しく悟り、精進すれば自ずとできることです。いかなることに対しても迷わず、師父の大法弟子に対する要求通りに極力、衆生を救い済度すると同時に、自分の内に向けて探し、自分をしっかりと修め、沢山の衆生を救うべきです。そうすれば、法の私たちに対する要求を満たすことができます。

 どうか、師父のご恩を無にしないよう、一緒に精進しましょう。

 (完)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/9/248918.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/15/129486.html)     更新日:2012年2月28日
 
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