【明慧日本2012年3月6日】唐山市の鋼鉄会社に勤めていた李文東さんは、法輪功の「真・善・忍」の教えに従って自己を律しており、ふだんから善良、勤勉、温厚な人柄で、職場では優秀な社員と評されていたが、2012年2月25日、地元警察によって法輪功修煉者であるという理由で、唐山第一留置場に不当に連行された。今回の迫害は、すでに2度目であり、李さんはかつて労働教養3年を宣告され、荷花労働教養所で「殺縄」と呼ばれる拷問、スタンガンでの電撃ショック、「坐板(小さい椅子に座らされる)」の拷問、辛い強制労働など、壮絶な迫害・拷問を受けた。次に、2000年から2003年までに李さんが受けた迫害の状況を述べる。
李さんは入所した当時、施設内の第6大隊で厳しい管理を受けた。そこでは「坐板」と呼ばれる特製の椅子による拷問が行われ、李さんは毎日、板でできた椅子(20㎝-30㎝)に座らされ、両足を閉じて手を膝の上に置き、腰をまっすぐ伸ばす状態で、長時間同じ姿勢を強いられる虐待を受け続けた。李さんが少しでも姿勢を崩すと、すぐに殴る蹴るの暴行を加えられた。李さんはこのような拷問を連続1カ月間も受け、その間は1日に2回しかトイレを許されなっかた。
その後、李さんは強制労働のため第5大隊へ編入された。朝から晩まで10数時間も働かされ、6カ月間、毎日夜遅くまで重労働を強いられた。
2001年5月頃、李さんは施設側に煉功したいという要求を申し出たという理由で「殺縄」という拷問を加えられた。看守と受刑者らは、李さんの首から肩に繰り返しロープを極度にきつく締め、ロープが肉に入り込んだことで、李さんの皮膚は裂けた。李さんは不屈な精神を貫いたが、同じ拷問を9回も繰り返された上に「坐板」の拷問も受けた。
拷問の実演:「殺縄」
2001年6月、李さんは再び、転向を目的に第5大隊から別の班へ入れられた。李さんはそこで法輪功を誹謗中傷する映像を見せられた。李さんが転向を拒否すると、看守らは先の尖ったスタンガンを1時間も頭部や胸、首に押し付けて電気ショックを加えた。そのため、李さんの全身は焦げた傷あとがいっぱいになり、今になっても消えていないという。
拷問の実演:スタンガンで電撃ショック
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)