明慧法会|自分が衆生の保障になるように(五)
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文/湖北省の大法弟子 小小梅

 四、しっかり自分を修煉し、素晴らしい未来を衆生に残す

 【明慧日本2012310日】真相を伝えている内に自分自身がしっかり修煉できていなければ衆生を救うことができないと気づきました。時にはチャンスが目の前に来ているにもかかわらず、口を開かなかったり、話しても人を救えなかったりすることがよくありました。大法弟子はそれぞれ担当している責任があります。私の理解では生活環境において出会う全ての人と出来事は自分の責任範囲だと思っています。例えば住まいの近所や地域、職場と親戚、友人と知人達です。仕事柄、私はたくさんの若い学生達と接触する機会が多いのですが、いつも彼らの前で、率直に真相を伝えたいと思っていても、いざ話すとなると頭は真っ白で終始無言のままでした。その原因は、学法を重視せず、学法が足りないところにありました。

 学校が期末を迎える時でした。私は信頼されていると思い、クラスで独りよがりに真相を伝えていました。進化論や現代科学でまだ解けない謎まで話したところ、妨害が現れました。数人の生徒が挑発的な口調で私の考えは常識と反対だと嘲笑しました。私に執着心も沸いてきました。彼らが背後に潜んでいる邪悪要素に妨害されていると分かっていても、冷静に発正念をして取り除くことができませんでした。返って憤怒と不平の感情に支配されてしまいました。顔には表しませんでしたが、皆の前で落ち着いて最後まで真相を伝えることができなくなりました。結局数人の生徒に概略だけを述べて終わり、その後悔しくて涙を流しました。

 その出来事は、私にとって大きなショックでした。衆生を救うために機械的に真相を伝えるだけでは伝わらないと気づきました。人の心の結び目を解く英知と、大きな善と忍耐も必要です。更に突然起こった侮辱と打撃に動じない衆生を救う決意と、大法への確信も必要です。常人の執着心が現れて、しっかり修煉できなければ、感情的な対応しかできなくなります。それは衆生にとっては災難です。実は、既に師父はそれについて話されていました。大法弟子としては「理智をもって法を実証し、智慧をもって真相をはっきりと伝え、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度する」(『精進要旨二』「理性」)べきです。

 私はなぜ厳粛にこの問題を見ることができなかったのでしょうか? 今まで、間違えていたと深く反省しました。そこで私は丁重にお詫びの文章を書き、皆の見える場所に貼りました。それからは、いつものように生徒達を気遣い、真相を伝えるチャンスを待ちました。

 真相を伝えている内に、普段のいたずらっ子は真相を受け入れやすい子だったりすることに気がつきました。要するに固定観念と差別の心を持って真相を伝えてはいけないと言うことです。時には、より多くの忍耐力と優しい心をもって伝えないと心の扉を開かない人もいます。そのような試練も私達にとっては向上する段階です。

 ある日、授業中に伝統文化について話しました。「伝統文化のせいで弱い国とみられ、他の国になめられているのではないか」と1人の生徒に反発されました。もう1人の生徒は授業中、私の質問に答えられず、それから私に対して不満を持つようになりました。2人は実習の授業を欠席するようになりました。他の生徒も様々な理由で授業に来たり来なかったりするようになりました。私はその状態に焦りを感じ、師父にお願いして、クラスの全員に真相を聞いてもらう良い方法はないかと考えました。過去の事を根に持たず、全ての生徒に気配りをし、責任感を持ち、慈悲なる心で接するよう自分に言い聞かせました。

 そうすると師父が助けてくださり、全員最後の授業に出席しました。私はこの絶好のチャンスを利用して、できるだけ多くの真相を伝えました。以前私に反発した生徒に、民族伝統文化が共産党に破壊されている現実について優しく説明しました。また、大法の真相を伝え、社会に出たら心根の良い人になるように励ましました。彼らは私の話に賛同し大変感動して感謝の意を表しながら、これから先ずっと私の話を忘れないと話してくれました。また、その命が助かるという希望が見えてきました。

 私はとても嬉しくて安心しました。師父に感謝いたします! また、私の質問に答えられなくて私に不満を抱いていた生徒に再び会った時、社会に出たら冷静で落ち着いて物事に対処するよう諭しました。彼も話を聞いて感動し、私と仲直りをしました。今回は師父のご加持の下で、短い間に数十人の「三退」を成功させました。

 去年、あるクラスの担任の代講を引き受けることになりました。以前柄の悪いクラスだと噂で聞いていました。ほとんどの先生が頭を抱えていたそうです。皆がそのクラスは「まっとうではない」と評価していました。私は師父のご教示を以ってそれらの偏見と教師特有の自負を取り除き、純善の気持ちで生徒達に接しました。何らかの観念と手段で生徒を管理するのではなく、心から親身になって生徒達に知識を伝授しました。私が代講している間、クラス全体の様子が変わりました。まず授業をサボる生徒が少なくなりました。次に生徒が私の言う事を一生懸命守ろうとしていました。それから授業終了後も遠くから親しげに挨拶してくるようになりました。また、期末試験は私の代講している科目は全員合格でき、学年でずばぬけて良い成績でした。しかも何人か学年の上位でした。今までこんなに気配りをしてくれた先生はいなかったと心から語ってくれた生徒もいました。

 真相を伝えた後、かなりの生徒がすぐ内容理解できて、私の目を真剣に見つめながら丁重に「三退を約束する」と賛同してくれました。また私は同修Aと協力し合い、身近にいる同僚と生徒に真相のショートメールを送りました。更に彼らの知人に真相の福音を広げるよう頼んでおきました。暫くして真相メールを見た生徒達は、すぐクラスメートに真相を伝え、「三退」を勧めてくれていると分かりました。全ては大法の深い恩情の表れです。師父の慈悲に感謝いたします。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/11/249481.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/2/1/131090.html)     更新日:2012年3月10日
 
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