【明慧日本2012年3月24日】柳木蘭さん(47歳女性)は湖北省武漢市新洲区の法輪功修煉者である。2011年6月25日、柳さんは広東省恵州市恵陽区三和経済開発区で不当に連行された。その後、柳さんは広東省恵州市恵陽区裁判所で不当に懲役3年6カ月の刑を言い渡され、2012年1月10日前後、恵陽区留置場から広東省女子刑務所へ移送された。
柳さんの家族は、刑務所に監禁されている柳さんの血圧が高いと聞き、心配の余り、2月16日に遠く離れた湖北省から広州市に駆けつけ、柳さんと面会しようとした。特に、高齢の母親と、70歳近い姉は一昼夜一睡もせずに広州へ向かった。翌日がちょうど面会日だったため、彼らは休みを取る時間もなく、そのまま刑務所へ行った。
しかし広東省女子刑務所は、面会証を持っていないということを口実に、柳さんの家族に面会を許さなかった。家族が理性的に施設側と論争したところ、もともとは3人が面会できるところ、2人が柳さんとの面会を許された。そのため、柳さんの子供は母親に会うことができなかった。また、警官は自分達の要求通りにしなければ、面会を中止すると言い、さらに面会の内容は他の人に伝えてはいけないと脅かした。
柳さんの家族は家に帰ってから、以前に刑務所から送られてきた物品をすべて確認したが、その中には面会証などなかった。施設側はそもそも面会証を柳さんの家族に送っていなかった。警官らは柳さんの家族が柳さんの状況を知ることを阻もうとしたのである。その後、柳さんの家族は何回も広東省女子刑務所に電話をかけ、面会証のことを追及しようとしたが、電話を受け取る人はいなかった。
3月19日、柳さんの夫は、広東省女子刑務所から送られてきた手紙を受け取った。手紙の封筒に書かれた住所は、柳さん本人の筆跡だった。しかし、手紙の内容は柳さんが書いたものではなかった。その手紙は、柳さんが酷い高血圧であるため、家族に柳さんが薬を飲むよう説得するように要求する警官からの手紙だった。
手紙を受け取った柳さんの家族は、柳さんのことを非常に心配した。柳さんは法輪功の修煉を始めてから、身体がずっと健康だったが、迫害の結果、警官らは彼女に薬を飲ませようとしている。家族は繰り返し刑務所に電話し、ようやく電話を受け取る人がいた。電話で、家族は柳さんが今も刑務所にいると告げられた。家族が面会証のことを追及すると、警官は柳さんが郵送しないように要求した、などとうまく言い逃れようとした。
柳さんが中共当局から受けた迫害の経緯を下記に簡単にまとめる。
柳さんは3回、北京へ陳情に行き、法輪功の真相を伝えようとしたところを拘束され、2001年、武漢裁判所により不当に懲役1年の刑を言い渡された。
2011年6月中旬のある夜、柳さんは広東省恵州市で法輪功の真相資料を貼り、チラシを配布していたところ、地元警察に不当に連行され、家宅捜査を受けた。その後、懲役3年6カ月の刑を言い渡された。