【明慧日本2012年3月27日】広東省梅州刑務所は、2004年から法輪功修煉者を拘禁し始めた。2005年、構内に610弁公室が設置され、修煉者は毎日辛い強制労働や悪質な洗脳を加えらるようになった。
修煉者は、構内の監禁エリアで集中管理を受けており、修煉者1人につき3人から10人の受刑者が監視員として修煉者を監視し、行動制限などを科して監房から出ることを許さない。監視員は麻薬犯罪者を始め、殺人・放火・強盗・強姦など各種の重罪を犯した受刑者から選ばれている。このエリアにおいては、修煉者の行動は24時間監視され、監房や廊下など、いたるところに監視カメラが設置され、随時各種の迫害手段を手配している。
修煉者は毎日、プラスチックでできた椅子(22㎝×18㎝)に座らされ、両足を閉じて手に本を持ち、腰をまっすぐ伸ばす姿勢で、長時間じっと動かずに同じ姿勢を強いられる拷問を受けている。通常、この拷問は15日から1カ月ほど続けられる。転向を拒否した場合、修煉者はさらに、この姿勢で手をまっすぐ伸ばしたままの体勢を維持するよう強制される。
拷問の実演:小さな椅子に座らされる
同施設では修煉者が入所すると、1日に12時間も思想改造を目的とした学習を強いられる。1カ月経っても転向しない学習者は、16時間から20時間以上まで時間を延長される。その間、監守は1人から6人、受刑者は3人から12人以上の態勢で修煉者への洗脳工作を行う。また修煉者に大量の水を飲ませたあと、トイレへ行くことを禁じるという手口も使われている。
受刑者は減刑や獄中生活の改善を望んでいるので、指示された通りに修煉者への迫害を加えており、修煉者を殴っても処罰されることはない。そのため、ほとんどの受刑者が減刑などを求めて、監守の指示のもとで良心を失い、修煉者への迫害に力を入れている。