【明慧日本2012年3月28日】甘谷県十里鋪郷に在住の元小学校教師・蒲賓鵬さん(53歳男性)は、2012年3月19日9時頃、甘谷県裁判所において不公平な審判を受けた。この裁判の情報は、現地の「天水晩報(新聞)」に掲載されていたため、大勢の人が関心を持っていた。そのため、当日は警察を含めた多くの民衆が傍聴に集まった。
法廷で裁判長は、傍聴者が多いことに不満を持ち、民衆に撮影、録音の禁止、携帯電話の電源を切ることを要求し、様々な制限を加えたが、逆に立証撮影としてカメラを民衆に向けて写真を撮った。正義ある弁護士は、裁判長が率先して違法行為を行なっていると指摘したものの、裁判長に無視され撮影などの違法行為は続けられた。
正義ある弁護士は双方による弁論の際、雄弁に「法輪功が邪教だと言われたことに反対します。中国の法律にも法輪功の信仰を禁止すると書かれておらず、信仰に罪はありません。どの法律に背いたのか、なぜ信仰してはならないのか、事実と法律的根拠に基づいて説明して下さい」と要求した。公訴人はしどろもどろで返答に困った挙句、言葉に詰まってしまった。
最後、弁護士は裁判長に対し、法律に基づいて、良知と道徳から判決を下し、蒲さんを釈放するよう求めた。その際、傍聴席のいたるところから、拍手がわき上がった。
蒲さんは、1998年11月に法輪功の修煉を始めた。それ以降、「真・善・忍」の法理に従って良い人になるよう自己を律して、職場でも家庭でも道徳の向上を求め、誰とも仲睦まじく暮らしていた。しかし蒲さんは、法輪功を修煉しているという理由で、2011年11月30日、警察に拘束された。その際、パソコンやプリンタ、現金8000元(約10万5000円)も没収された。現在、蒲さんは、無実ながらも甘谷県留置場での拘禁を強いられている。