【明慧日本2012年3月29日】河南省太康(たいこう)県に在住の法輪功修煉者・李傑さん(40代男性)は2011年10月19日、法輪功が中共(中国共産党)当局に迫害されている内容のチラシを配っていたとき、悪意をもった人に通報され、地元の政法委員会(情報、治安、司法、検察、公安などの部門を主管する機構)と国保(国家安全保衛)大隊により刑務所へ送り込まれた。そこで李さんは、指示を受けた受刑者らによって暴行を加えられ、脳しんとうを起こし吐血した。しかし李さんは、治療を受けることも許されず監禁され続けた。
李さんへの迫害に加担した政法委員会の副書記・趙慶明(50代男性)は、1999年7.20から現在まで、法輪功に対する弾圧政策のもとで修煉者の身柄を不当に拘束し、連行・捜索・労働教養・拷問・刑期延長などの不当行為をしてきた。かつて趙は、労働教養3年を宣告されて拘禁された修煉者を、刑期満了後も釈放せず、さらに太康県刑務所へ送り込み、1年以上の禁固刑を科した。
今回、趙は、元教師の李さんに対して迫害をエスカレートすることを企てた。それでも李さんは、法輪功の法理に基づいて、誰を恨むでもなく、修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさ、中共に迫害されている内容を警官らに伝えた。
李さんは、太康県刑務所の指示を受けた受刑者にひどい暴行を加えられて吐血した。病院へ搬送されて検査を受けた結果、「脳しんとう」と診断された。にもかかわらず、警官らは李さんの家族に対して「これくらいはまだ軽く殴っただけだ。ほかの修煉者の行方を供述しないと、李を労働教養所へ送り込み、殴り殺すぞ」と脅迫した。そしてその後も、李さんの家族や友人に嫌がらせを加え続けた。
2012年3月23日、家族は一度、李さんと会うことが許されたが、それ以降、消息が途絶え状況が不明になっている。