【明慧日本2012年3月30日】2012年の「両会」(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)の期間中、中国国内の各地では、610弁公室が両会の開催を口実に、地元の法輪功修煉者に対して嫌がらせや不当な連行などの迫害を強化した。次に吉林省舒蘭(じょらん)市に在住の修煉者が610弁公室から受けた迫害状況を述べる。
舒蘭市法特郷江沿村で、3月5日午後3時頃、黄淑波さんは李家胡同口で警官らによって拘束された。およそ20分後、2人の警官が黄さんの知り合いであった呂慶英さんの家に駆けつけたが、呂さんは機に乗じて抜け出すことができた。しかし、呂さんを逃がした家族は、警官の恨みを買ったため、暴力団員を含め増員された10数人の警官らによって集団暴行を受けたうえに、家に4歳の子供を残したまま全員連行された。3月13日午後7時頃、同村の董文芹さん夫婦も警官に拘束された。
3月14日午前6時頃、8人の警官と役人らは、亮甲山郷興隆村に在住の王華さん、田鳳挙さんの家に押し入り不当に拘束し、そのまま2人を洗脳班へ送り込んだ。同日午後、楊建偉さんは勤め先で拘束された。また趙以広さん夫婦など、多くの修煉者が不当に連行された。
舒蘭市610弁公室は、糧食局招待所という場所に、修煉者を拘禁し、迫害するための洗脳班を開設した。上記の被害者は、ほとんどがこの洗脳班へ収容された。
今回の迫害に加担したのは、610弁公室の程普亮・王漢明、公安局の曲立志、洗脳班のメンバー・李合挙などである。彼らは違法に、修煉者に対して身柄拘束・監視・尾行、恐喝・脅迫・侮辱・偽善・謀略・睡眠のはく奪など、各種の卑劣な手段を用いて迫害を加えている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)