【明慧日本2012年3月31日】 四川省成都(せいと)市の会計士・毛坤さんは、法輪功を学んでいるという理由で、不当に懲役5年6カ月の実刑判決を宣告され、刑務所に拘禁された。昨年末から3カ月、毛さんは迫害に反対するため断食を続け、健康状態が悪化している。
毛さんが断食を行った理由は、刑務所側から「もし、お前が法輪功の修煉をやめなければ、刑期が満了になっても家には帰れない。お前を刑務所から直接洗脳班に送るぞ」と言われたためである。この話を聞いた毛さんは、断食の方法で迫害に抗議しているという。
以前より、成都市の法輪功修煉者が刑務所から出所直後に、洗脳班へ送られた例は少なくない。
四川大学の教授で環境保護専門家・楊靖霞さんは、懲役4年の実刑判決を受け、刑務所に拘禁されている間「転向」しなかったという理由で、刑期満了後に直接、新津(にいつ)洗脳班に送られ、引き続き迫害された。
成都市に在住の小学校教師・劉暉さんも刑期満了後、直接、同洗脳班に送られた。洗脳班での迫害に対し、劉さんは断食で抗議し、危篤状態に陥った。洗脳班側は責任を負うことを恐れて、劉さんを解放したという。
成都市双流(そうりゅう)県に在住の法輪功修煉者・樊英さんも刑期満了後、洗脳班に移送された。現在、樊さんは3年以上も洗脳班に拘禁されており、いまだ解放されていない。
2010年11月13日、新都区に在住の法輪功修煉者・黄香玲さんは、3年の刑期を終えて出所した当日、新都区610弁公室のリーダー・周江に、刑務所から新津洗脳班に移送され、引き続き拘禁された。
2011年5月1日、成都市冶金工場の従業員・尹思栄さんは刑期を9日間延長された上、成華区610弁公室の警官によって刑務所から直接、新津洗脳班に移送された。
その他、法輪功修煉者・羅輝順さん、樊海東さん、謝志遠さん、鄧啓祥さん、杜培陽さん、謝洪民さん、鄧維建さん、鄭斌さん、張義祥さん、陳祥芝さん、レイ明さん、卿明珍さん、丁中彬さん、鄭斌さん、林小全さんも同じような迫害を受けた。
懲役10年の重刑を宣告された成都解北小学校の教師・李暁宇さんは、近日中に刑期を満了するが、李さんの家族は「李さんが引き続き洗脳班に拘禁されるのではないか?」と、とても心配している。
李さんは法輪功を修煉しているという理由で、2003年に実刑判決を宣告され、川西刑務所に拘禁された。刑務所で、李さんは各種の残酷な拷問を受け、精神に異常をきたし(精神鑑定が行われた)、体も極度に衰弱している。
現在、李さんの家族は、社会の各方面に李さんの状況に関心を寄せてくれるよう呼びかけている。家族は李さんが無事に家に帰れることを望んでいる。
また近日、刑期満了を迎える法輪功修煉者が数人いるという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)