【明慧日本2012年4月10日】河北省保定(ほてい)市北市街区公安支局の警官は2012年2月25日、法輪功修煉者・王桂英さんの自宅に不法に押し入り、王さんの身柄を拘束した。その後、警官は家宅捜査を行い、王さんの家にあったノートパソコンやプリンター、DVDディスク、法輪功の関連書籍、現金、銀行カード、携帯電話、アクセサリー、個人証明書、王さんの兄弟たちが集めた母親の入院費用までも没収した。現在、王さんは保定留置場に拘禁されている。
王さんは法輪功の修煉を始める前、重い肺気腫を患い、長年にわたって咳や喘息がでて吐血もしていた。そのため王さんは、よく入院して薬も服用していたが、全身に力が入らず食欲もなかった。そのため、王さんは仕事も家事もできず、いつも母親に家事を手伝ってもらっていた。しかし、法輪功を学んでからの王さんは、心身共に健康を取り戻し、自分の家と実家の家事までできるようになった。
1999年7.20、中共(中国共産党)当局は法輪功弾圧を開始した。王さんは自ら法輪功の修煉で受けた恩恵を政府に説明しようと北京へ行ったが、途中で警官に不当連行され、地元に送還された。
それから、王さんは法輪功の修煉を続けているという理由で、中共当局に嫌がらせや恐喝、不当連行、放浪生活を余儀なくされるなどの迫害を繰り返し加えられた。そのうえ、王さんの夫も連座(連帯責任を負って罰せられる)された。夫はいつも上司と警官から嫌がらせをされたために仕事にも影響し、離婚まで強要された。ある日、保定裁判所は王さんが不在で署名もない状況下で、王さん夫婦に離婚判決を下したという。
保定市の中共当局は、王さんを重要迫害対象とし、王さん本人だけではなく、王さんの実家まで行って、王さんの両親や兄弟を恐喝して圧力をかけた。
2008年8月、王さんは警官に身柄を拘束され、成分不明の薬物を注射された。その後、さまざまな拷問を受けた王さんは、意識が朦朧(もうろう)となり、危篤状態に陥ったため、釈放された。
帰宅した王さんは自立生活ができず、横になることしかできなかった。母親は、ここまで迫害されて悲惨な状態に陥った娘の姿を見て、心を痛めた。母親は毎日、涙を流しながら娘の世話をしていた。
瀕死状態に陥った王さんは、近隣の人から「死んだ」と思われていた。しかし、王さんは意識があるとき、母親に『転法輪』を読んでもらい、少し動けるようになると、法輪功の功法を煉っていた。しばらくして、王さんは奇跡的に瀕死状態から回復した。
しかし、今年2月25日、王さんは再び不当連行され、いまだに保定留置場に拘禁されている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)