文/湖北省の大法弟子 晩秋
【明慧日本2012年4月13日】
三、法を実証する
ある日、同修と一緒に夫の友達とその家族に真相を伝えました。私はご夫婦に「あなた達は『三退』をすれば無事を守ってくれるという話を聞いたことがありますか?」と尋ねました。2人の「ない」という返事に、私は続けて「『三退』はとても大事なことですよ。現在の天象によると、いずれ大きな災難が襲いかかってきます」と話しました。同修もそばで「共産党は上をごまかし、下を騙します。さんざん悪いことをして、天理は決して許しません。神佛を怒らせ、それらは清算されなければなりません。あなた達は悪いことをしていませんが、もし共産党の組織に入っているならば、その一員として一緒に巻き込まれてしまいます。早く『三退』し、そうすれば、将来の無事を守ることができます」と言いました。私は「お金は要りません。拝むことも必要ありません。あなた達が心から「三退」すれば、以後、あなた達の運命は神にゆだねられ、将来、幸せで平安な生活が待っていますよ」と言いました。同修は「全くその通りです。少しの嘘、偽りもありません」と、さらに補足しました。ご主人は笑いながら「いいですね。道理でお宅は金持ちになった訳だ。成程!」と言いました。奥さんはそばで黙って聞いていました。その後奥さんは、自転車で授業が終わった子供を迎えに行く準備をしていました。私は「もしはっきり分かったら、自分のためにも『三退』してね」と話しました。彼女は微笑みながら私に頷きました。
帰宅途中、「彼らに真相を伝えたことが、もし彼らから夫の耳に入ったらきっと大事になるに違いない」という一念が突然ひらめきました。私はこの正しくない一念を、一緒にいた同修に話していませんでした。自分なりに正念を持って取り除くこともしませんでした。自宅に戻ると、友人の家族に真相を伝えたことを理由に、夫が離婚話を持ち出しました。不正な一念が的中してしまいました。夫は家族全員を動員し、大騒ぎになりました。その後、私は内に向けて探しました。自分の念が正しくなかったために、トラブルを招いてしまったのです。師父がおっしゃったように「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある」(『転法輪』)それからは、私は何をするにも必ず強い正念をもって対処するようになりました。
ある日、集団学法の後の午後4時ごろ、真相を伝えに出かけました。「縁のある人が救われますように」と師父にご加持をお願いしながら歩いていました。しばらく歩いているうちに、市場の十字路まで来ていました。多くの人々が往来しています。正面から、美しい若い女の子が歩いて来ました。彼女は手製の刺繍の公告1枚を私に渡しました。同時に、刺繍を教える場所を説明してくれました。私はそのチャンスをとらえ、真相を伝え始めました。「あなたは本当に美しいですね。せっかくおばちゃんを呼んでくれたので、おばちゃんはあなたに一つ大事なことをお伝えしたいの」と話しかけました。彼女は大きな目を見開いて、私をじっと見つめていました。「それは何?」と彼女が言いました。私が「『三退』をすれば無事を守ってくれるという話を聞いたことがある?」と聞くと、「ない」との返事でした。それから私達は話し続けました。「学校で青年団に入った?」「入りましたよ」「共産党は汚職し、ギャンブルや飲酒、あらゆる悪いことをしてきました。学生達は知識を勉強するだけで、共産党の本質が分かっていません。現在の天象変化から、共産党は滅びる運命にあります。少年先鋒隊や青年団に入っていたら共産党の一員だと見なされます。あなたはまだ若くて善良な子だし、もし『三退』しなければ、一緒に巻き添えにされてしまいますよ。あなたの将来の安全のために、おばちゃんが『三退』の手続きをしてあげるから」それから私はまた大法についての真相も伝えました。
私の話を理解した後、彼女は姓を教えてくれました。彼女に仮名を付けてあげると、「三退」のためだと理解し、微笑みながら頷き、また感謝の意を表しました。私はすぐ「師父に感謝してね。これはあなたを救うようにとの師父からのご指示ですよ。それから『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい」としっかり覚えておいてね」と強調しました。彼女は「はい」と私に約束しました。私は真相資料を彼女に渡し、その場を去ろうとしました。
私は、一台のパトカーがずっとそばに止まっていたことに気づきませんでした。女の子が私と別れて3、4メートル行った所で、突然パトカーから警官が1人飛び出して来ました。女の子に向かって大声で「止まれ、さっきの人から何をもらった?」と怒鳴りました。女の子は素早く私から受け取った資料を袋に入れ、代わりに刺繍の宣伝チラシを取り出しました。警官はチラシを確認しながら、機嫌が悪そうに私を睨んでいました。また女の子の方を見て、怒りながらその場を去って行きました。突然やってきた危機は、真相の分かった賢い女の子により、こうして解消されました。
その時、私は全く怖くありませんでした。ただ感謝の気持ちでいっぱいでした。師父が女の子を救われたことに感謝いたします。同時に、真相が分かった女の子が正しい行動を選択したことに感謝いたします。危機一髪の時、大法弟子を守った彼女は、本当に貴重な生命です。
四、むすび
話したいことは山ほどありますが、私は修煉を始めたのが遅く、大法をまだ深く理解できないところがたくさんあります。先輩の大法弟子に比べれば差が大きく、師父の最近の経文を学び、修煉の目的と自分の責任がさらに明確になりました。今後の修煉の道でさらに精進し、より多くの衆生を救い済度したいと思います。
合十!
(完)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2011/12/19/130221.html) 更新日:2012年4月14日