【明慧日本2012年4月26日】黒竜江省の法輪功修煉者・霍(かく)金平さんは先月13日、法輪功修煉者である郭静芬さんの家を訪ねた際、公安局の警官に尾行された。警官は霍さんの身柄を拘束しようとし、郭さんの家に強行に押し入ろうとしたが、郭さんはドアを開けなかった。しかし、警官らはずっとその場を離れず、夜中3時ごろ、郭さんの家に不法侵入し、何の証明書も提示しないまま、霍さんと郭さん、郭さんの子供(中学生)の3人の身柄を拘束した。その後、警官は家宅捜索を行い、郭さんのパソコンなどの私物を没収した。
同省ジャムス向陽公安分局で霍さん、郭さん、郭さんの子供の3人は別室に拘禁された。郭さんの家族が公安分局に行き、子供の釈放を強く求めたため、子供のみ釈放された。当日の午後、霍さんと郭さんはジャムス市留置場に移送された。情報によると、その数日後、霍さんは留置場から連れ去られ、建三江青龍山洗脳班に拘禁されたという。
警官は、霍さんを拘禁したことを霍さんの家族に通知しなかった。
以前にも、霍さんは警官に連行されたことがあり、家族には通知されなかった。そのため、家族はいろいろな所を探し回ったという。
今回、失踪した霍さんの行方を捜すため、他の地方から霍さんの兄夫婦、法輪功修煉者・王燕欣さん、徐淑蘭さんの4人は今月5日午前10時ごろ、ジャムス公安局を訪れ、金平さんの安否を聞いた。警官は「この件について、私たちには何も知らない。法輪功の案件を担当する大隊に聞くように」と言った。そして、4人は教えてもらった公安大隊へ行って金平さんのことを聞くと、警官は「連絡先の電話番号を書くように。明日午前9時ごろ連絡する」と言った。それで4人は、金平さんの友達である法輪功修煉者・王清栄さんの家で待つことにした。
しかし、これは警官の罠だった。11時過ぎに10数人の警官が金平さんの兄たちの後を追い、王さんの家に不法に押し入った。警官らは何の証明書もなく、法輪功修煉者たちに対して、ビデオを撮影したり、写真を撮ったりし、金平さんの兄夫婦、王燕欣さん、徐淑蘭さん、侯徳慶さん、李桂芳さん、呉啓蓮さん、尹光さん(呉さんの夫、法輪功修煉者でない)を連行した。王さんはその場で意識を失ってしまったため、連行を免れたという。
その後、警官は王さんの家の家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍、創始者の写真、パソコン、預金通帳、身分証明書などの私物を没収し、尹光さんが持っている職場の証明書まで没収した。現在、金平さんの兄夫婦が拘禁されて場所は不明となっており、他の6人は市留置場に拘禁されている。
1999年7月20日、中共(中国共産党)が法輪功への弾圧を開始してから、金平さんと金平さんの家族は多く苦痛を与えられた。
1999年、金平さんは法輪功迫害の停止を求め、北京へ陳情に行ったため、2000年に労働教養処分を宣告された。労働教養所で金平さんは拷問を加えられ、重労働を強いられた。金平さんは断食して不当拘禁に抗議したが、足かせをつけられ、10数日連続で1日2回灌食された。同年11月3日、金平さんは法輪功修煉者11人と一緒に教養所から出たが、放浪生活を余儀なくされた。
2005年、金平さんは鶴岡市留置場に拘禁されていたとき、警官は金平さんを鉄の檻に監禁し、タバコを顔や耳を押し当てたり、蹴ったりし、寒い夜に頭に冷水を浴びせたりするなどの拷問を加えた。
![]() 拷問の実演:火傷させられる(絵画) |
現在、連行された法輪功修煉者たちの安否について、家族らはとても心配している。家族らは迫害された法輪功修煉者に関心を寄せ、人々が正義の力を合わせて警察らの犯罪行為を制止するよう願っている。