河北省:労働教養所で迫害された法輪功修煉者 再び拘禁
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 【明慧日本2012年4月29日】河北省唐山市の在住の法輪功修煉者・楊正さん(36)は今年2月25日、市公安局開平分局の国保(国家安全保衛)大隊の警官に身柄を拘束され、同局に拘禁された。その後、警官らは楊さんの自宅に不法侵入し、楊さんの家にあるパソコン3台などの私物を没収した。3月末、楊さんは市第一留置場に移送されたという。

 楊さんは唐山市の豊南区稲地鎮に在住で、1994年8月から法輪功の修煉を始めた。しかし、中共(中国共産党)は1999年7.20、法輪功への弾圧を開始した。楊さんは法輪功を学んでいるという理由で、労働教養所に拘禁されたこともあった。

 2008年7月28日夜、豊南区稲地派出所の警官7人は、楊さんの自宅に不法侵入し、証明書の提示もなく、楊さんを同派出所に連行し、楊さんの家にあるパソコンやプリンタなどを没収した。派出所で楊さんは法輪功の関連情報を言うよう強要され、警官にスタンガンで左腕、胸など、電気ショックを加えられて水泡ができ、激痛に苦しめられた。

 その翌日、楊さんは区留置場に移送された。留置場の所長の指示で、囚人らは楊さんに暴力を加えた。そのため、楊さんの右耳は聞こえなくなり、障害を負った。

 同年の8月18日、楊さんは2年の労働教養処分を宣告され、石家荘労働教養所に収容されてさまざまな迫害を受けた。

 楊さんは労働教養所に入ったばかりのとき、法輪功の信条を放棄させることを目的として、独房に拘禁され、朝5時半から夜9時まで、労働教養所のルールを覚えさせられながら、ずっとしゃがむ姿勢を強いられた。また、警官は邪悟者を利用して、楊さんを「転向」させようとした。

 2008年11月、楊さんは毎日重労働を科されたため、腰痛や足の痛みを起こし、1カ月続いた。そして、楊さんは省の病院で検査を受け、医者が処方薬をくれたが、警官は「お前には病気などない」と言って、腰痛の痛みが耐えられないほどの楊さんを強制的に歩かせた。

 北京五輪の前後、楊さんと同じ労働教養所に拘禁された法輪功修煉者たちは3カ月間、1日中、小さい椅子に座らされるなどの迫害を加えられた。

 2009年6月から、楊さんは鼻が詰まって、息も苦しくなったが、重労働は依然として科され、作業が遅れると夜11時過ぎまでさせられた。

 出所する20数日前からも、楊さんはまた朝から晩まで、小さい椅子に座らされる迫害を加えられた。

 労働教養所の迫害で、楊さんは出所しても腰痛と足の痛みが続き、歯も抜けてしまった。楊さんに対する肉体的、精神的な迫害で楊さん本人だけではなく、家族まで苦痛を受けた。今回、楊さんが再び拘禁されたことで、一家は窮地に追い込まれているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/4/18/255824.html)     更新日:2012年4月30日
 
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