【明慧日本2012年4月29日】天津市大港の法輪功修煉者・王瑞華さん(41)は、去年から天津板橋女子労働教養所に不当連行されてから、精神・肉体とも迫害され苦しめられている。現在の病状は深刻で、痩せて憔悴し、何も飲み込むことができず、何度も卒倒し、歩けなくなっている。家族は何度も釈放・治療を求めたが、労働教養所は、王さんが「転向」しないとして拒否している。
王さんは2011年2月26日、夫の杜万成さんなどの法輪功修煉者とともに、外で法輪功の真相チラシを貼ったため、勝利派出所の警官に連行され、板橋女子労働教養所へ送られた。教養所の警官は王さんに対して立つ姿勢を強制・労役・洗脳・脅迫などの手段で、法輪功の修煉を放棄するように強制し、王さんの心身に深刻な傷をもたらした。
2011年5月から、王さんは喉の具合が悪くなり、食事が困難になった。8月、王さんは水で物を溶かして飲むことしかできず、喉に出来物が多数現れた。2カ月後、警官は王さんを連れて病院へ検査に行かせたが、王さんは所持している数百元のお金を全部使い果たした。しかし、本人と家族に病状は説明されなかった。王さんは家の経済状況が困難なため、治療を断念し、そして自分が警官に手を押さえられながら書いた書類をすべて無効にすると宣言した。警官は報復として、数カ月間、家族との面会を許さなかった。
2012年の春、王さんの病状は日増しに深刻になり、警官は王さんを連れて病院で血尿検査をさせ、炎症はあるが、大したことはないと言った。しかし、王さんは何も飲み込むことができず、やつれて何度も卒倒した。家族は何度も釈放・治療を求めたが、労働教養所は拒否した。
2012年4月の初め、王さんは水さえ飲めなくなり、体重は30数キロにまで減り、点滴を強制された。家族が面会に来た時、王さんは人に支えられて出てきた。家族が警官に「なぜ体がこのように弱っているのですか」と問い詰めたところ、李という隊長は今までの事実を全て隠し、「王さんは病気がなく、完全に自分の精神状態によってこうなったのだ」と答えた。
では、なぜ「精神状態」がそこまで悪くなったのか? 王さんはどんな迫害を受けたのか? 不思議に思った家族は、王さんが連行された当時のことを思い出した。
王さんは去年2月26日に勝利派出所へ連行された後、警官に殴ったり蹴ったりされた。警官はさらに棒で気が狂うほど王さんを殴り、棒が折れるまで暴力を振るった。それから、警官は王さんのズボンを脱がせ、侮辱しようとしたが、王さんは力の限りを尽くして拒否した。現場には2人の警官がおり、扉の外には上司がいて、隙間で覗くだけで制止しなかった。その夜、警官らは王さんに嫌がらせをした。王さんを倒して体に乗り、服を脱がせて「強姦してやる」と叫んだという。
王さんが不当に労働教養を強いられてから、家族は2011年9月に板橋労働教養所で面会した。王さんは警官に連行された当時のこと、家財を略奪され、侮辱されたなどのことを家族に話した。家族は勝利派出所を告訴したが、今なお関連部門の返答を得ていない。
王さんは自分の信念を堅持したために、一連の迫害を受け、さらに板橋女子労働教養所で引き続き迫害され、心身ともに大きなショックを受けた。家族は何度も釈放を求めたが、拒否された。
法輪功への迫害は前代未聞の残虐な行為で、加担している者には必ず悪の報いが来る。薄煕来・王立軍はその実例とも言え、さらには周永康・江沢民に矛先が向けられている。直ちに悪事をやめて善を選択するよう、迫害加担者に呼びかける。